名優デンゼル・ワシントンが語る「オスカーへの本音」──栄光よりも大切なものとは

デンゼル・ワシントン Gareth Cattermole/Getty Images
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デンゼル・ワシントンは、自分が俳優になったのはオスカーを獲るためではないと語り、「オスカーにはあまり興味がない」と明かした。
キャリアの中でアカデミー賞に10回ノミネートされ、1989年の『グローリー』で助演男優賞、2001年の『トレーニング デイ』で主演男優賞を受賞しているが、「そんなことには興味がない。長くやってきた中で、獲るべきでないときに受賞したこともあれば、獲るべきときに受賞できなかったこともある。人が賞を与えるが、報いを与えるのは神だ」と語った。
インタビューでは「オスカーのためにやっているわけではない」と繰り返し、受賞したオスカー像は「もう1つの隣に置いてある」と淡々と説明。「最後の日を迎えるとき、オスカーは何の役にも立たない」とも述べた。インタビュアーが「神はオスカーの数なんて聞かない」と言うと、「『だから余分に1週間やったんだ』と言うかもしれないな。『さあ、こっちに来い』と言ってくれるならそれでいい」と笑いながら返した。
また、今年はリドリー・スコット監督作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』での演技がオスカー候補から外れたが、ワシントンは「笑ってしまった。オスカーのノミネートを逃したその日にブロードウェイで『オセロ』を演じているんだ。冗談だろ?」と語り、皮肉を交えて「すごく落ち込んでるよ」とジョークを飛ばしつつも、「長くやってきて賢くなった。話しすぎず、もっと理解できるように学んでいる。それが楽しい」と前向きに締めくくった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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