ゴールデングローブ賞受賞結果: 作品賞は『オッペンハイマー』&『哀れなるものたち』
ゴールデングローブ賞が現地時間7日に開催され、映画部門で『オッペンハイマー』(ドラマ)と『哀れなるものたち』(ミュージカル・コメディ)が作品賞に輝いた。
さらに、監督賞はクリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)が受賞。その他、『落下の解剖学』が非英語映画賞、『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション映画賞を獲得した。
また、テレビ部門の作品賞には『メディア王~華麗なる一族~』(ドラマ)と『一流シェフのファミリーレストラン』(ミュージカル・コメディ)が選ばれた。
『バービー』は、今回のアワードから新設されたシネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞(興行成績賞)を受賞。同じく新部門のスタンダップコメディアン賞は、リッキー・ジャーヴェイスに渡った。
今年のゴールデングローブ賞はハリウッド外国人記者協会(HFPA)に代わり、ディック・クラーク・プロダクション(DCP)とエルドリッジが初めて主催した。DCPを傘下に持つペンスキー・メディア・エルドリッジは、ペンスキー・メディア・コーポレーションとエルドリッジの合弁企業で、米『ハリウッド・リポーター』も運営している。
受賞結果一覧(受賞者は★太字で示す。)
【映画部門】
作品賞(ドラマ)
『落下の解剖学』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ:その音楽と愛と』
★『オッペンハイマー』
『パスト ライブス/再会』
『The Zone of Interest』
作品賞(ミュージカル・コメディ)
『AIR/エア』
『American Fiction』
『バービー』
『May December』
『The Holdovers』
★『哀れなるものたち』
長編アニメーション映画賞
★『君たちはどう生きるか』
『マイ・エレメント』
『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』
『すずめの戸締まり』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
『ウィッシュ』
シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞
★『バービー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』
『ジョン・ウィック: コンセクエンス』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『オッペンハイマー』
『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』
『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
非英語映画賞
★『落下の解剖学』(フランス)
『枯れ葉』(フィンランド)
『Io Capitano』(イタリア)
『パスト ライブス/再会』(アメリカ)
『雪山の絆』(スペイン)
『The Zone of Interest』(イギリス、アメリカ)
主演男優賞(ドラマ)
ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』
レオナルド・ディカプリオ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
コールマン・ドミンゴ『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』
バリー・コーガン 『Saltburn』
★キリアン・マーフィ『オッペンハイマー』
アンドリュー・スコット『異人たち』
主演女優賞(ドラマ)
アネット・ベニング 『ナイアド ~その決意は海を越える~』
★リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』
キャリー・マリガン『マエストロ: その音楽と愛と』
グレタ・リー『パスト ライブス/再会』
ケイリー・スピーニー『Priscilla』
主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
アルマ・ポウスティ『枯れ葉』
ファンテイジア・バリーノ『カラーパープル』
ジェニファー・ローレンス『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます』
ナタリー・ポートマン『May December』
マーゴット・ロビー『バービー』
★エマ・ストーン『哀れなるものたち』
主演男優賞(ミュージカル・コメディ)
ニコラス・ケイジ『Dream Scenario』
ティモシー・シャラメ『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
マット・デイモン『AIR/エア』
★ポール・ジアマッティ『The Holdovers』
ホアキン・フェニックス『ボーはおそれている』
ジェフリー・ライト『American Fiction』
助演男優賞
ウィレム・デフォー 『哀れなるものたち』
ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
★ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』
ライアン・ゴズリング『バービー』
チャールズ・メルトン『May December』
マーク・ラファロ『哀れなるものたち』
助演女優賞
エミリー・ブラント『オッペンハイマー』
ダニエル・ブルックス『カラーパープル』
ジョディ・フォスター 『ナイアド ~その決意は海を越える~』
ジュリアン・ムーア『May December』
ロザムンド・パイク 『Saltburn』
★ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers』
監督賞
ブラッドリー・クーパー『マエストロ: その音楽と愛と』
セリーヌ・ソン『パスト ライブス/再会』
★クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
グレタ・ガーウィグ『バービー』
マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
脚本賞
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック『バービー』
トニー・マクナマラ『哀れなるものたち』
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
エリック・ロス、マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
セリーヌ・ソン『パスト ライブス/再会』
★ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『落下の解剖学』
歌曲賞
“Addicted to Romance”『She Came to Me』
“Dance the Night”『バービー』
“I’m Just Ken”『バービー』
“Peaches”『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
“Road to Freedom”『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』
★“What Was I Made For?” 『バービー』
作曲賞
ジャースキン・フェンドリックス『哀れなるものたち』
★ルドウィグ・ゴランソン『オッペンハイマー』
ミカ・レヴィ『The Zone of Interest』
ダニエル・ペンバートン『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
ロビー・ロバートソン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
久石譲『君たちはどう生きるか』
【テレビ部門】
作品賞(ドラマ)
★『メディア王~華麗なる一族~』
『ザ・クラウン』
『ザ・ディプロマット』
『THE LAST OF US』
『1923』
『ザ・モーニングショー』
作品賞(ミュージカル・コメディ)
『アボット エレメンタリー』
『バリー』
『ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
★『一流シェフのファミリーレストラン』
作品賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
★『BEEF/ビーフ』
『レッスン in ケミストリー』
『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
『すべての見えない光』
『Fellow Travelers』
『FARGO/ファーゴ』
主演女優賞(ドラマ)
ベラ・ラムジー『THE LAST OF US』
エマ・ストーン『The Curse』
ヘレン・ミレン『1923』
イメルダ・スタウントン『ザ・クラウン』
ケリー・ラッセル『ザ・ディプロマット』
★サラ・スヌーク『メディア王~華麗なる一族~』
主演男優賞(ドラマ)
ペドロ・パスカル『THE LAST OF US』
★キーラン・カルキン『メディア王~華麗なる一族~』
ジェレミー・ストロング『メディア王~華麗なる一族~』
ブライアン・コックス『メディア王~華麗なる一族~』
ゲイリー・オールドマン『窓際のスパイ』
ドミニク・ウェスト『ザ・クラウン』
主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
レイチェル・ブロスナハン『マーベラス・ミセス・メイゼル』
キンタ・ブランソン『アボット エレメンタリー』
エル・ファニング『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』
セレーナ・ゴメス『マーダーズ・イン・ビルディング』
ナターシャ・リオン『Poker Face』
★アヨ・エデビリ『一流シェフのファミリーレストラン』
主演男優賞(ミュージカル・コメディ)
ビル・ヘイダー『バリー』
スティーヴ・マーティン『マーダーズ・イン・ビルディング』
ジェイソン・シーゲル『シュリンキング: 悩めるセラピスト』
マーティン・ショート『マーダーズ・イン・ビルディング』
ジェイソン・サダイキス『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
★ジェレミー・アレン・ホワイト『一流シェフのファミリーレストラン』
主演女優賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
★アリ・ウォン『BEEF/ビーフ』
ブリー・ラーソン『レッスン in ケミストリー』
エリザベス・オルセン『ラブ&デス』
ジュノー・テンプル『FARGO/ファーゴ』
レイチェル・ワイズ『戦慄の絆』
ライリー・キーオ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
主演男優賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
デイヴィッド・オイェロウォ『Lawmen: Bass Reeves』
ジョン・ハム『FARGO/ファーゴ』
マット・ボマー『Fellow Travelers』
サム・クラフリン『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
★スティーヴン・ユァン『BEEF/ビーフ』
ウディ・ハレルソン『ホワイトハウス・プラマーズ/米国政治の失墜を招いた男たち』
助演女優賞
アビー・エリオット『一流シェフのファミリーレストラン』
クリスティーナ・リッチ『イエロージャケッツ』
★エリザベス・デビッキ『ザ・クラウン』
ハンナ・ワディンガム『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
J・スミス=キャメロン『メディア王~華麗なる一族~』
メリル・ストリープ『マーダーズ・イン・ビルディング』
助演男優賞
★マシュー・マクファディン『メディア王~華麗なる一族~』
ジェームズ・マースデン『ジューリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』
アラン・ラック『メディア王~華麗なる一族~』
アレクサンダー・スカルスガルド『メディア王~華麗なる一族~』
ビリー・クラダップ『ザ・モーニングショー』
エボン・モス=バクラック『一流シェフのファミリーレストラン』
スタンダップコメディアン賞
クリス・ロック『クリス・ロックの勝手に激オコ』
サラ・シルヴァーマン『Sarah Silverman: Someone You Love』
ワンダ・サイクス『ワンダ・サイクス: 私はエンタテイナー』
★リッキー・ジャーヴェイス『リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末』
トレバー・ノア『トレバー・ノアのどこまで話したっけ?』
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。