第18回AFAアンバサダーにディーン・フジオカが就任、岡田将生はユース・アンバサダー
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)が主催し、アジア全域版アカデミー賞とされる第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)で、俳優で歌手のディーン・フジオカが日本人として初めてアンバサダーに就任。併せてアジア各国の4人の若手俳優からなるユース・アンバサダーに俳優の岡田将生が務めることが発表された。
多様性に富んだアジア各地域から集い、それぞれ独自の文化、キャリア、演技スタイルを持ち、本年のAFAのテーマ「Empowering Ideas Together」を体現していることから選出された。3月16日に香港で開催予定の授賞式や関連イベントに参加し、映画ファンと交流しながらアジア映画の多様で豊かな文化の魅力を発信する。
ディーンは香港でモデルとして活動を始め、2005年の映画『八月の物語』の主演で俳優デビュー。第二の故郷ともいえる香港での大役に「大変光栄です。香港は、私が俳優としてデビューしキャリアをスタートさせた場所です。皆さんと一緒にアジアの映画を盛り上げていけたらと思います」と意欲を語った。
岡田はタイのオークベープ・チュティモン、台湾のリン・ボーホン、香港のロー・ジャンイップとともにユース・アンバサダーを務める。2023年の同賞では『ドライブ・マイ・カー』で助演男優賞にノミネートされており、「とても光栄に思っております。多くの映画関係者の方々が携わるAFAに参加できることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめている。
また、第18回AFAの公式キービジュアルデザインも公開。アジアの映画制作者たちが団結し協力する姿勢を示しており、映画業界の力強く発展する未来を共に築いていくことを意味する今年のテーマ「Empowering Ideas Together」を表現している。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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