米アカデミー賞(2025)エイドリアン・ブロディ、2度目の主演男優賞を受賞
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エイドリアン・ブロディ 写真:Kevin Winter/Getty Images
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第97回米アカデミー賞授賞式が日本時間3日に開催され、ブラディ・コーベット監督の映画『ブルータリスト』のエイドリアン・ブロディが自身2度目となる主演男優賞を受賞した。
『ブルータリスト』は、第二次世界大戦後にアメリカへと移住したユダヤ系ハンガリー人の建築家、ラースロー・トートの波乱万丈な人生を描く3時間半超えの超大作。昨年のヴェネツィア映画祭での銀獅子賞(監督賞)のほか、ニューヨーク映画批評家協会賞でも作品賞を受賞している。
受賞スピーチの中で、ブロディはキャリアには浮き沈みがあることを認めた。「ここに戻って来るという特権を得たことで、一つ学んだことがある。それは視野を持つことだ。キャリアのどの段階にいようと、何を成し遂げようと、それがすべて消え去る可能性がある。そして今夜が特別である理由は、まさにそれを認識することにある」
「今夜は、新たに始める機会だ。そして、これからの20年間で、自分が意味のある、重要で、価値のある役を担うにふさわしい存在であることを証明できるよう、幸運が続くことを願っている」
同作は今年のオスカーで、作品賞を含む計10部門にノミネートされている。
ブロディは2003年、ホロコーストを生き延びたピアニストで作曲家のウワディスワフ・シュピルマンの実話を描いた映画『戦場のピアニスト』で史上最年少(当時29歳)で主演男優賞に輝いた。
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