カンヌ2025国際映画祭で公開、『リトル・アメリー』アニメーション予告編

'Little Amélie'
『リトル・アメリー』Goodfellas
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マイリス・バラードとリアンヌ=チョ・ハン監督による初長編作品、『リトル・アメリ―』(『Amélie et la Métaphysique des Tubes(原題)』)がカンヌ映画祭特別上映部門でプレミア上映される。ベルギー作家アメリー・ノートンの小説『雨の性格』(『Métaphysique des tubes(原題)』)を原作とする。

日本で生まれたベルギー人少女アメリーの成長を描く物語。2歳半までは無反応状態だったアメリーだが、その後急に「子ども時代」に突入する。友人のニシオさんのおかげで言語や家族との関わりなど様々な冒険と発見の連続となるが、3歳の誕生日に全てが変わる出来事が起こる。

75分の長編アニメーションは、Maybe MoviesとIkki Filmsによって製作され、カンヌ映画祭の後にアヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティション部門に出品される。

表現豊かな色彩と光の演出が施された2Dイラストレーション風のアニメーションで、フランス語版の声優にはルイーズ・シャルパンティエらが参加している。

『リトル・アメリー』Goodfellas

『リトル・アメリー』はフランスでは6月25日から劇場公開され、国際配給はGoodfellas社が担当する。

共同監督のハンは「19歳の時に原作を読み、とても感動した。哲学的な要素は完全には理解できなかったが、感情的に非常に心を打たれた」と語っている。

子供の目を通してみる世界を表現

制作のニディア・サンティアゴは「アニメーションでは映像で物語を伝えることが非常に重要で、この作品はアメリーの感じることがすべて。子どもたちには感じ方に特別なものがあります」と強調する。

ヴァラード監督は「この年齢の子供のまなざしが持つ寛大さを、観客に伝えたいのです。彼らはまだ小さな人間でありながら、この年齢にして既に素晴らしい知性を持っています。この映画を通して、そのことを伝えたいのです。それがこの映画の核心だと思います。」と語る。

プロデューサーのマガロンは「初めての監督たちによるこの小説の映像化は、ほぼ不可能なミッションだったが、彼らは素晴らしい映画を作り上げました」と評価している。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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