カンヌは、今年の映画祭で上映されるバーチャル・リアリティと拡張現実の映画の初のラインナップを発表した。

カンヌ国際映画祭は、新設の没入型コンペティション部門に初のラインナップを発表した。この部門は、権威あるフランスの映画祭で上映される拡張現実（AR）とバーチャル・リアリティ（VR）作品の初のセレクションである。

コンペティション8作品とコンペティション外の6作品には、ジェシカ・チャステイン、コリン・ファレル、ミリー・ボビー・ブラウン、タハール・ラヒムなどの才能が顔を揃えている。このラインナップは最先端のVRとARの技術を紹介し、ロケーションベースのバーチャル・リアリティ、複合現実体験、プロジェクション・マッピング、ホログラフィック作品などが含まれている。

新しい没入型コンペティション部門の紹介にあたり、カンヌは「従来の2次元の映画スクリーンを超えた、ストーリーテリングを再定義し、新しい物語主導の体験を生み出している次世代の国際的なアーティストに注目したい」と述べた。この部門は、フランス国立映画委員会（CNC）の支援を受けて開催される。没入型作品は、カンヌ郊外のカンヌ・シネウム・コンプレックスの展示スペースと、カンヌのジョルジュ・メリエス映画学校のキャンパスで展示される。

最優秀没入型作品は、5月23日の授賞式で表彰されます。

没入型部門は、2024年カンヌ国際映画祭（5月14日～25日）と並行して、5月15日～24日に開催されます。

2024年没入型コンペティション部門ラインナップ

• En Amour
  フランス
  クレア・バルダンヌ、アドリアン・モンド、ローラン・バルダンヌ
  出演：クレア・バルダンヌ（声の出演）、ノベンバー・ウルトラ（歌声）
  制作：アドリアンM＆クレアB、エクレロショック・レコード
• Evolver
  イギリス、フランス、アメリカ
  フランス初上映
  バーナビー・スティール、エルシン・ハン・エルシン、ロビン・マクニコラス
  出演：ケイト・ブランシェット（声の出演）
  制作：マシュマロ・レーザー・フィースト、アトラスV、プレスマン・フィルム、オレンジ、ビア・エコー財団
• Human Violins: Prelude (マルチユーザー版)
  ルーマニア、フランス
  世界初演
  イオアナ・ミシー
  出演：カビリア・モーゲンシュテルン（英語の声）
  制作：ストーリースケープス、ダ・プロッド、スタジオセット
• Maya: The Birth of a Superhero
  イギリス、フランス、アメリカ
  ヨーロッパ初演
  プーロミ・バス、CJ・クラーク
  出演：インディラ・ヴァルマ、キャシー・パッキアナサン（フランス語の声）、インディラ・ヴァルマ、チャリスラ・チャンドラン（英語の声）、フロリー・アントニオウ（声の出演）
  制作：ジャスト・アナザー・プロダクション・カンパニー、フロレアル、メタVR for Good、フランス・テレビジョン、フランスTV ストーリーラボ、メタ
• Colored
  フランス、台湾
  タニア・ド・モンテーニュ、ステファヌ・フェンキノス、ピエール＝アラン・ジロー
  出演：タニア・ド・モンテーニュ、レベッカ・ナルヤンゲ、ケリル・ダニエル・エロンベ、ヴェロニク・ベイリー、ジョナ・クラフト、セルゲイ・ラエフ、ムボンギセニ・クネネ、クレイグ・トーマス・クロフォード、ジョン・ハーヴェ・ジャクソン、グウェイ・ルンメイ（中国語の声）、スザンナ・ディミトリ（イタリア語の声）
  制作：ノヴァヤ、フラッシュ・フォワード・エンターテインメント、ポンピドゥー・センター
• Telos I
  カナダ、スウェーデン、デンマーク
  世界初演
  ドロテア・サイカリー、エミル・ダム・サイデル
  制作：ドロテア・サイカリー、エミル・ダム・サイデル
  出演：ドロテア・サイカリー
• The Roaming
  フランス、ルクセンブルク、カナダ
  マチュー・プラダ
  出演：アクセル・ボーモン、ピエール・タラロン、トニー・サニアル、ミラ・プセオ、クロエ・フロゲ、アンヌ・クライン、マリアンヌ・ブール
  制作：ラ・プレリー・プロダクションズ、ワイルド・ファング・フィルムズ、ノーマル・スタジオ、スモール・クリエイティブ
• Traversing the Mist
  台湾
  トゥン＝イエン・チョウ
  出演：ジン＝ヤン・リン
  制作：ベリー・シアター

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。

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