萩原利久、主演作『今日の空が…』公開に笑顔「見た人の数だけ感想がある」

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
左から大九明子監督、伊東蒼、萩原利久、河合優実、黒崎煌代©︎The Hollywood Reporter Japan
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大九明子監督の最新作『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の公開記念舞台挨拶が26日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われた。大九監督は出演の萩原利久河合優実、伊東蒼、黒崎煌代とともに登壇。「若い俳優たちの肉体の表現を通して、常日頃から考えている怒り、世間とのギャップを露骨なまでに盛り込んだ」と言葉に力を込めた。

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』©︎The Hollywood Reporter Japan


お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介の、小説家デビュー作が原作。思い描いていたものとは違うキャンパスライフに息苦しさを感じている大学生が、同じような境遇の女子大生と出会い、互いに不器用ながらも距離を縮めていく恋愛模様がつづられる。

昨年の第37回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、今年4月には香港国際映画祭、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭にも選出。大九監督は、「映画を作る時はボーダーライン、性別、年代などは考えず、面白いと思ったものをシンプルに重ねてつむいでいる。それが国境を越えることは光栄で、監督冥利に尽きます」と喜びを語った。

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』©︎The Hollywood Reporter Japan


主演の萩原は、「約半年間、宣伝などでこの作品とずっと一緒にいた感じで、見てほしいという気持ちがどんどん強くなっていった。僕の中ではあまりないのですが、やっと初日を迎えたという感覚が強い。たくさんの方の前で話ができて素直にうれいい」と笑顔。「見ていただいた人の数だけ感想があると思う。2回目やもっと先と、見る度に感想が変わってくると思うので、それまで心のどこかに置いておいていただければ」と呼びかけた。


取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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