映画『恋愛裁判』齊藤京子、パリ日本映画祭で劇中曲生歌唱「アイドルに戻った気持ち」
フランスの配給会社「Art House」が主催する日本映画祭「LES SAISONS HANABI(通称HANABI)」(2026年1月28日開幕)の先行プレミアイベント「HANABI PRESENTS THE JAP’N POP EVENING」が13日、パリの映画館Max Linder Panoramaで開催され、深田晃司監督の『恋愛裁判』が上映された。
深田監督は、主演の齊藤京子とともに現地入り。昨年5月のカンヌ映画祭以来の“フランス凱旋”となった。
- 映画『恋愛裁判』深田晃司監督と主演の齊藤京子 ©2025「恋愛裁判」製作委員会
- 映画『恋愛裁判』深田晃司監督と主演の齊藤京子 ©2025「恋愛裁判」製作委員会
エッフェル塔や凱旋門なども巡り、パリは初訪問だという齊藤は「名所に来て、改めて本当にパリに来たんだという実感が湧いた。夢みたいな場所に来られて幸せ」と笑顔。「パリで最も美しい映画館の一つ」と評されるMax Linder Panoramaには、「異世界のような不思議な空間。ここで海外の方に見ていただけることは、自分にとっても新たな挑戦」と意欲を語った。
『恋愛裁判』は、恋愛禁止ルールを破ったことで所属事務所から契約違反で訴えられたアイドルが、個人の尊厳を守るために闘う姿を描く。深田監督が実際に起こった裁判に着想を得て、アイドル業界に潜む闇に迫る、構想10年の意欲作だ。
2人は上映終了後、盛大な拍手と歓声に迎えられ登壇しQ&Aを実施。深田監督は、日本特有のアイドル文化を題材にした作品の製作過程について「実際のアイドルやマネジャー、運営の方々への取材に加え、元アイドル(日向坂46の元メンバー)である齊藤さんからも実情を教えていただいたり、アイデアをいただき脚本を完成させた」と説明した。

アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターを演じた齊藤は、「元アイドルの自分が演じる不安もあったが、物語の面白さとリアリティを追求したいという思いでオーディションに参加した。監督との話し合いを経て、まるでドキュメンタリーのようなリアルな作品になった」とアピール。劇中で歌う「とおいひかり」を生歌唱すると、観客がペンライトや応援グッズを振る光景も見られた。

イベント後も、多くの観客に囲まれて声をかけられた齊藤。「まるでアイドルに戻ったような気持ち。それが日本ではなくパリという小さい頃からの憧れの地。こんな経験をさせていただいて思い出になりました。パリでの歌唱は夢にも思っていなかったので、すごくうれしかった」と感激の面持ちで話した。
『恋愛裁判』は、1月23日に全国で公開。フランスでも2月18日に100館以上での公開が予定されている。
記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
【関連記事】
- 【カンヌ国際映画祭2025】日本人監督の過去作品をご紹介!早川千絵監督『PLAN 75』ほか
- 深田晃司『恋愛裁判』カンヌでお披露目、主演・齊藤京子「今までで一番幸せ」
- 吉沢亮×横浜流星『国宝』を徹底解説|歌舞伎と宿命の物語
- 浜辺美波×目黒蓮『ほどなく、お別れです』完成披露試写会|「温かい愛に包まれる作品」
- 細田守、再び世界へ!2026年のアニー賞で最新作『果てしなきスカーレット』3部門ノミネート、劇場版『チェンソーマン』『ダンダダン』も監督賞選出


