奈緒主演『死ねばいいのに』映画化 京極夏彦の話題作を金井純一監督が映像化、7月3日公開
直木賞作家の京極夏彦による小説『死ねばいいのに』(講談社)が映画化され、主演は俳優の奈緒、金井純一監督で2026年7月3日に全国公開されることが分かった。
原作小説『死ねばいいのに』は2010年に刊行されたミステリー作品。何者かに殺害された女性・鹿島亜佐美の死の真相を追うため、主人公が関係者を訪ね歩き、証言の断片を積み重ねながら事件の核心に迫っていく物語だ。刊行当時、京極自身が「ひどいタイトル」と語ったことでも話題を呼んだ。

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男性主人公を女性に変更、脚本は喜安浩平
映画版では主人公の設定を原作の男性から女性へ変更。脚本は、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)などで知られる喜安浩平が手がけた。
監督を務めた金井は、原作を読んだ際の印象について次のように語っている。
「初めて原作を読んだ時、タイトルの過激さから想像していたものとは全く違う作品でした。個性的な登場人物とスリリングな展開にページをめくる手が止まらず、何より『死ねばいいのに』という言葉によって、逆に生きることを力強く勧められるという切り口に惹かれました。俳優の演技を通して映画として世に出し、勝負してみたいと思った作品です」

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奈緒「私は今、生きたくて生きている」
撮影はすでに終了しており、主演の奈緒は「この映画を撮影した幻のような日々、空、風、出会い。そのすべてが『私は今、生きたくて生きている』ということに気づかせてくれました。このタイトルが持つ謎を、皆さんに解いていただけますように」とコメントした。
金井監督も、作品への手応えを次のように語る。
「京極先生からは『好きなように作ってもらって構わない』というありがたい言葉を直接いただき、キャスト・スタッフともに士気が高まりました。映画だからこそ、このチームだからこそできる表現を目指して、一丸となって作り上げました」

©京極夏彦/2026映画「死ねばいいのに」製作委員会
原作者・京極夏彦も独特の表現で称賛
原作者の京極も、映画版について「言葉と言葉の隙間から、こんなにも遠くを見通せるものでしょうか。会話劇が想起させる景色とある意味同じであるのに、これまで見えなかった風景が広がっていました。今となっては、このタイトルが足を引っ張るのではないかと案じています」とコメントした。
映画『死ねばいいのに』は、2026年7月3日に全国公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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