綾瀬はるか主演『人はなぜラブレターを書くのか』完成披露 “20年越しの手紙”が生んだ奇跡
俳優の綾瀬はるかが主演を務める映画『人はなぜラブレターを書くのか』の完成披露試写会が23日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。
本作は、2000年に発生した営団地下鉄(当時)日比谷線の脱線事故で亡くなった高校生・富久信介さんのもとに、20年後に一通の手紙が届いたという実話を基にした物語。事故当時、同じ車両に乗り合わせていた女子高校生との淡い恋、そして時を越えて手紙を送った女性とその家族のドラマが交錯する感動作だ。
上映前の舞台挨拶には、綾瀬はるかのほか、當真あみ、細田佳央太、菅田将暉、妻夫木聡、佐藤浩市、そして監督の石井裕也が登壇した。

現代パートの女性を演じた綾瀬は、「ラブレターを渡すような気持ちでドキドキしています。物語のきっかけとなった女性に感謝したい」と作品への思いを語る。
さらに、「一通のラブレターが、時を越えて人の心を動かし、つながっていく。人が人を思う気持ちが本当に素敵で、優しく希望のある映画」とアピール。完成作を鑑賞した際には「(涙で)ズビズビになって帰りました」と振り返り、会場の笑いを誘った。
夫役を演じた妻夫木聡とは過去にも共演経験があり、「優しく、時に厳しい目で見守っていただいた」と感謝。これに対し妻夫木は、「監督の演出はとても繊細で、分からないことを率直に言える現場だった。綾瀬さんは周囲をふんわりと幸せにするオーラを持っている」と称賛した。

また、信介さんのジムの先輩で、後に世界スーパーフライ級王者となる川島勝重役を演じた菅田は、オファー時を振り返り「(映画『あゝ、荒野』で)ボクサー役の過酷さは知っていたので悩んだ」と明かす。それでも、実際の試合で高校生のイニシャルをトランクスに刻んで戦ったというエピソードに触れ、「誰かの思いを背負ってリングに立つ姿を通して、信介さんの“生きた証”を残す使命があるならやりたいと思った」と出演理由を語った。
石井監督は、「新聞記事をきっかけに映画化を思い立った。人の縁がつながり、多くの協力によって完成した奇跡のような作品」と感慨深げにコメント。綾瀬も「奇跡のようなお話。観た方それぞれに、小さな奇跡や喜びが訪れることを願っています」と笑顔で呼びかけた。
『人はなぜラブレターを書くのか』は、4月17日より全国公開。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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