劇場版『緊急取調室』石丸幹二を迎え再始動、主演・天海祐希「面白くなってきたじゃない」

『緊急取調室』
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俳優の天海祐希が主演する劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が、石丸幹二を新キャストに迎えて再始動することを配給の東宝が発表した。

「緊急取調室」は2014年にテレビ朝日で連続ドラマとしてスタートし、その後シーズン4まで放送された人気シリーズ。その完結編として劇場版を製作し、昨年6月16日に公開される予定だった。

左遷された刑事の真壁有希子(天海)率いる「緊急事案対応取調班」が、お蔵入りの難事件の解明に挑むサスペンス。劇場版では、過去の殺人事件に関わった疑惑を持たれる内閣総理大臣役で歌舞伎俳優の市川猿之助が出演した。

だが、猿之助は昨年5月18日に都内の自宅で両親とともに倒れているところを発見され、緊急搬送。真相が不明な段階で、東宝は6月1日に「総合的な判断により」公開延期を発表した。猿之助は後に両親に対する自殺ほう助の罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が確定している。

石丸は、猿之助に代わり首相役を演じるとみられる。今後再撮影が行われるが、猿之助の出演シーンのみなのか、全編を撮り直すかなど詳細は明らかにされておらず、新たな公開日を含め順次発表していくとしている。

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天海は再始動を受け、「この1年の間に年はとってしまったけれども、いろいろなことをバネにしてさらにパワーアップしたキントリの最後を飾るにふさわしいベストの作品をお届けすることを、ここに力強く宣言させていただきます。キントリチームでも、またみんなに会えるのがうれしいよね、と話しています。そして、新たにこの映画に参加してくださる石丸幹二さんとキントリメンバーでぶつかり合えることにも胸を躍らせています。面白くなってきたじゃない」と、自身のセリフを引用したコメントを寄せた。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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