3作品の世界観が交錯する『ラストマイル』完成披露イベント開催

塚原あゆ子監督、脚本の野木亜紀子氏、主題歌の米津玄師のタッグによる映画『ラストマイル』の完成披露イベントが20日、東京・歌舞伎町のシネシティ広場で行われ、主演の満島ひかりをはじめ岡田将生、阿部サダヲ、ディーン・フジオカら主要キャストが顔をそろえた。

「ラストマイル」（左から）安藤玉恵、宇野祥平、ディーン・フジオカ、岡田将生、満島ひかり、阿部サダヲ、大倉孝二、酒向芳、塚原あゆ子監督

大手通販サイトの同じ配送センターから出荷された荷物の連続爆破事件の謎を追うサスペンス。塚原監督ら3人によるTBSドラマ「アンナチュラル」（2018年）、「MIU404」（2020年）の世界が同じ時間軸で進行し交錯していく。「アンナチュラル」の石原さとみ、井浦新、「MIU404」の綾野剛、星野源らも参加し、総勢14人のキャストが集結した。

主演の満島は、作品のイメージカラーであるオレンジカーペットを歩き「素敵な俳優さんばかりで、皆さんのエネルギーが2時間ちょっとに凝縮されている。画面から伝わってくるパワーが凄い」と興奮を隠し切れない様子。「完成した作品を見て、脚本を読んで知っているはずなのに予想もしていない展開だった。それは塚原監督の演出力で、米津さんの楽曲も作品を優しく包みこんでくれます」と声をはずませた。

「アンナチュラル」の主人公・三澄ミコトを演じた石原は、「人生において、絶対に唯一無二の大切な作品。また生きられて、早口言葉みたいな役名で自己紹介できるのがうれしい」と満面の笑み。「MIU404」の機動捜査隊・伊吹藍役の綾野も、「愛おしくてたまらない作品。その中で一つ大きかったのは、志摩（星野の役名）と再会できたこと。個人的な思いがつながって、届いていってほしい」とアピールした。