『夏目アラタの結婚』公開、主演の柳楽優弥らが観客にブーケトス「最高の初日になった」

左から堤幸彦監督、丸山礼、黒島結菜、柳楽優弥、中川大志、市村正親
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累計発行部数260万部を超える人気コミックを実写映画化した『夏目アラタの結婚』の初日舞台挨拶が6日、東京・新宿ピカデリーで行われ出演の柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親と堤幸彦監督が登壇した。

児童相談所職員が連続殺人犯の死刑囚にプロポーズし、面会室のアクリル板越しにそれぞれの目的のために駆け引きを繰り広げるサスペンス。タイトルの結婚にちなみ、キャストは客席に向かってブーケトスを行い、柳楽は「盛り上がってくれて、いい思い出になりました」と笑顔。黒島は「どこに向かって投げればいいか分からなかったので目をつぶって投げました。いい経験でした」と照れながら語った。

出演の柳楽優弥

黒島はキャラクターの歯並びの悪さを表現するため、約5カ月かけて制作した特製のマウスピースを着けての熱演で、「毎日が大変で、ヘトヘトになっていた」と告白。そんな時に救われたのが、柳楽が差し入れた高級うなぎ弁当だったという。「法廷のシーンで、エキストラの方も含めて100食以上を用意してくれた。さすが、格好いいと思った」と最敬礼だ。柳楽も、「僕もうなぎが大好きで、自分も盛り上がるので差し入れた。良かったです」とまんざらでもない笑みを浮かべた。

左から中川大志、柳楽優弥、黒島結菜、丸山礼

黒島の弁護士役の中川は、「法廷のシーンがかなりの見どころ。台本で10ページくらいの分量を通して撮影したので、緊張感があった」と述懐。その法廷で裁判長役を演じた市村は、「凄く緊張して、内心ドキドキしながら手に汗をかいて演じていた。でも、完成品を見たらさすがだなと思った。いい仕事をしたなと思います」と自画自賛し、会場を笑いで包んだ。

黒島結菜(左)柳楽優弥(右)

堤監督は、「全身全霊をかけて作りました。見た方は5人に薦めてください。そうすれば大ヒットになる。口コミ、よろしくお願いします」と猛アピール。柳楽は改めて満場の客席を見渡し、「ありがとうございますという一心です。『卒業』のような60年代の名作のように、映画だからこそ描けるファンタジーが詰まっています。満席とこの拍手、最高の初日になりました」と感謝した。

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取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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