神木隆之介「大名倒産」公開に感無量「20代の僕とのギャップを感じて」

俳優の神木隆之介が主演の映画「大名倒産」が23日、全国337スクリーンで封切られた。神木は共演の杉咲花、松山ケンイチ、宮﨑あおいらと東京・丸の内ピカデリーで初日舞台挨拶。「無事に初日を迎えられ光栄。昨年夏に撮影してから1年近く。皆さんのおかげです」と感無量の面持ちで話した。

直木賞作家・浅田次郎氏の同名小説を映画化した時代劇。いきなり徳川の血脈だと藩主に指名された商人が、100億円の借金を背負った小藩の立て直しに奔走するコメディで、「何も考えず、純粋に楽しんでほしい。自由に見て、心がすっきりしていただければうれしい」と笑顔でアピールした。

5月に誕生日を迎え30歳になったが、撮影時は29歳。「今の僕を目に焼き付けて、映っている20代の僕とのギャップを感じて。全然違いますよ」と珍アピールで会場を盛り上げた。

商人から突然大名になるという設定にちなみ、「明日、違う職業に就くとしたら」という質問には「車掌さん。電車が大好きなので、関わる仕事がしたい。構内アナウンスもめっちゃやってみたい」と声を弾ませた。これに松山が「“撮り鉄”。車掌さんの神木くん込みで撮ってあげるよ」と、まさかの職業ではない提案で同調し、会場の笑いを誘った。

さらに、「100億円を手に入ったら」というお題には、神木は「とりあえず家は買いたい。でも、あまりやりたいことがないと思っちゃうかなあ」と控えめな回答。それでも、「在来線の駅を一つ増やす。100億円を手にした時に住んでいる家の近くに」と、またもや鉄道関連の夢を語っていた。

この日はほかに小手伸也、桜田通、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督が登壇した。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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