なにわ男子・長尾謙杜『おいしくて泣くとき』で劇場用長編映画初主演、ヒロインは當真あみ
なにわ男子の長尾謙杜が、『おいしくて泣くとき』で劇場用映画に初主演することが分かった。
『ふしぎな岬の物語』(2014)として映画化された「虹の岬の喫茶店」、「大事なことほど小声でささやく」などで知られる森沢明夫氏の同名小説が原作。幼い頃に母親を亡くした心也と家に居場所がない夕花が徐々に距離を縮めながらも、ある事件をきっかけに別離。30年後に、その真実が明かされるラブストーリーだ。心也役を長尾が演じ、広尾院の夕花を當真あみが務める。
長尾は、「タイトルを見て『おいしくて泣くとき』ってどんな時だろう。よっぽどおいしいのかなと考えました」と冗談めかす。脚本を読み、「凄く素敵なお話でした。いろんな悩みや気持ちを抱えている人が登場して、みんなの気持ちが混ざり合ってクライマックスに向かうのが面白く、そしてなんといっても温かい作品」という感覚を抱いた。
Amazon Prime Videoの『Homestay』(2022)に主演しているものの、劇場用長編映画は初主演。既に撮影を終え、「監督をはじめ、スタッフの皆さんも優しい方たちばかりで、思いやりと愛を持った現場で撮影ができました。学べたことがたくさんあります。観客の皆さまにも、作品を通して気付いていただけることがたくさんあると思いますし、その先に何かつながるものがあるといいなと思います」と期待を寄せている。
「カルピスウォーター」のCMなどで注目の當真は、「誰かを思い行動した時、みんなが少しずつ誰かの居場所になっていき、その縁が巡り巡って自分に返ってくる。そんな作品に私も携わらせていただけたことがとてもうれしかったです」と感想。「長尾さんをはじめ素敵な俳優の皆さん、そして温かいスタッフの方々のおかげで、一つ一つ大切にのびのびと演じられたと思います」と満足げに振り返った。
2022年『大事なことほど小声でささやく』に続き横尾初喜監督がメガホンをとった。『おいしくて泣くとき』は、来年4月4日に全国公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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