松山ケンイチ『聖☆おにいさん』を異色PR「笑って、笑って、笑って何も残らない映画」
俳優の松山ケンイチと染谷将太がダブル主演する映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団』の完成披露試写会が12日、東京・南青山のスパイラルホールで行われた。
コミック誌「モーニング」(講談社)に連載中で、単行本の累計発行部数は1700万部を超える同名ギャグ漫画の初の実写映画化。神の子イエスと仏の悟りを開いたブッダが、東京・立川の風呂なしアパートで下界のバカンスを満喫する日常が描かれる。
藤原竜也、賀来賢人、窪田正孝らさまざまな神々を演じた共演者は等身大パネルで“出席”。イエス役の松山は、「皆が笑いに特化した振り切った演技をしている。全員が想像の斜め上を超えてきています」と称賛した。
その中で再注目のキャラクターとして挙げたのは、弁才天役の白石麻衣で「あの声のトーンがいつまでも頭に残る爆裂キャラです」と指摘。染谷は、仲野太賀の十一面観音について「彼が帽子を取った姿はまだ世に出ていないが、凄いことになって笑いをこれることができなかった」と意味深に話した。
福田雄一監督は、堕天使ルシファーを演じた藤原に対し「俺が全く考えていなかった演技プランで芝居がヤバかった。蜷川幸雄さんに育てられた人はこんな感じなんだと思ってビックリした」と絶賛。さらに、「基本60分は原作通りで、その後の30分は俺のオリジナル。世界観がかなり変わって、かなりヤバいこといろいろ起こるので全然違う映画になっています」と話した。
そして、染谷が「ただただ笑って、笑い飛ばしてほしい。これだけの豪華キャストが見たことのない姿が見られます。そしてこの豪華キャストでチケット代は変わらないのでお得だと思います」とアピール。松山も「笑って、笑って、笑って、何も残らない映画。それで大変だったことなども消えてくれればうれしい」と期待した。
映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』は12月20日、全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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