櫻井海音、映画で完結する『【推しの子】』前夜祭で感慨「逃げなくて良かった」

(左から)スミス監督、あの、原菜乃華、齋藤飛鳥、櫻井海音、齊藤なぎさ、茅島みずき、金子ノブアキ
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映画『【推しの子】-The Final Act-』の前夜祭が19日、東京・丸の内TOEIで行われ、櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、金子ノブアキ、スミス監督が出席した。

「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された人気漫画の実写化。連続ドラマ(全8話)がAmazon Prime Videoで配信中で、20日公開の映画が完結編となる。人気アイドルのアイの死の真相を知るために、前世の記憶を持ったままアイの双子の子供して転生したアクアとルビーが、芸能界に身を投じていく姿を描く。

櫻井海音

アクア役で主演の櫻井は、「オファーをいただいたのが2年前、撮影が1年前。これだけの人気作なので、実写化に対してのプレッシャー、怖さはあった」と正直な思いを吐露。だが、待望の公開が目前に迫り「逃げなくて良かったと、ここに立って強く感じている。我々が誠意を持って向き合ってきた思いを、ようやく受け取っていただける。感慨深いの一言」と話した。

ドラマでのアイ役が好評の齋藤は、「賛否の賛もあれば、大きな否があることも監督、キャストは覚悟していた。アイは特別な気がしていて、最強で無敵を生身で演じたので今も緊張で張りつめている」と表情は硬め。それでも、「最大限の敬意が伝わればうれしい。全ての方にその覚悟を何かしらの形で受け取ってほしい」とアピールした。

齋藤飛鳥

齊藤、原、茅島は劇中でアイドルグループ「B小町」を結成し、「トワイライト」など3曲を披露。ミュージックビデオ(MV)も撮影するなど本格的で、あのは「ドラマの中なのかMVなのかよく分からなくなることはあったが、新しい感覚は植え付けられていると思う」と手応えを口にした。

スミス監督は、「アイ、アクア、ルビー、カミキ(二宮和也)が、最後に一体何を残すかが見どころ」と説明。そして、「エンドロールがめちゃくちゃいいんです。これをいいと言わないヤツはいない。だから、最後まで席を立たないで」と自信たっぷりに語った。

齋藤飛鳥、櫻井海音、齊藤なぎさ

また、「15年のウソ」が映画のキーワードとなっていることから、それぞれが最近ついたウソを告白することになり、櫻井は「事務所と話した上で言うんですけれど、実は僕、29歳なんです」とカミングアウト。会場のファンが騒然とする中、生まれた年や干支を聞かれるとしどろもどろになり、あっさりウソだと判明。本当は23歳で「この作品に懸けているので、少しでもネット(ニュース)が盛り上がればと思って…」とたじたじになっていた。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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