Kōki,初の海外作品『TOUCH』日本公開に感激「私のとっての宝物」
モデルで俳優のKōki,が出演したアイスランド・イギリス合作映画『TOUCH/タッチ』の公開記念舞台挨拶が25日、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテで行われた。
アイスランドで2020年に刊行され大ベストセラーとなった小説「Snerting」(原題)を、同国のバルタザール・コルマウクル監督が実写映画化。コロナ禍で初期の認知症と診断されたレストラン経営者が、50年前にロンドンで恋に落ちた日本人女性を探す旅を描く。
Kōki,は50年前の恋人・ミコ役。初めて挑戦した海外作品が待望の日本公開を迎え、「多くを学ばせていただいた、私にとっては宝物のような存在」と感慨深げに話した。
異国での撮影も、「愛情深くささえてくださったスタッフと、家族に近いチームワークが組めた。バルタザール監督も物凄く優しくて、感動したことが多かった」と充実していた様子。映画には反戦へのメッセージも込められており、「ニコの心の変化を常に意識していました。多くの方に愛の力、人を思うことの大切さ、平和への希望を感じてほしい」と笑顔でアピールした。
ニコの父親を演じた本木雅弘は、Kōki,を幼少の頃から知っており「我が子のように、まぶしい気持ちで見守っていました」と述懐。そして、「ロンドンに行った時に急に本読み(脚本の読み合わせ)があって、Kōki,さんはセリフを完璧に暗記していて驚いた。パパ(木村拓哉)スタイルなんだなあって。そういう噂をこの業界で聞いていたもので、パパ譲りだったんだね」と褒めたたえた。
さらに、「(撮影中も)パパに電話しているって、言っていました」と暴露。Kōki,は照れることしきりだったが、「尊敬する人(の演技)を間近で見られて幸せでした」と先輩を持ち上げた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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