高橋文哉『少年と犬』で共演した犬さくらに感謝「最高のパートナー」
直木賞を受賞した馳星周氏の50万部を超えるベストセラー小説を映画化した『少年と犬』の完成披露試写会が20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ダブル主演の高橋文哉と西野七瀬をはじめ伊藤健太郎、伊原六花、斎藤工、瀬々敬久監督が出席した。
東日本大震災で生き残った1匹の犬・多聞が、被災後に九州に移住した家族の下に5年をかけてたどり着くまでを描く物語。主演の2人はその道中で多聞と出合い、それぞれが抱えた問題と向き合い人生を見つめ直す役どころだ。
※本記事はアフィリエイトプログラムに参加しています
舞台挨拶には多聞を演じたシェパードのさくらも登壇。1週間ほど前に撮影から約1年ぶりに再会した高橋は、「最高のパートナー。徐々にコミュニケーションが取れて、目を見てくれるんですよ。感謝しかありません」とべた褒め。西野も「犬がこんなお芝居をするなんて凄いと、感心しながら撮影していました。いやされました」と振り返った。
撮影は昨年3~5月に行われ、高橋は「大変だったけれど楽しかった。その集大成として1本の映画になって、映画は素敵だなと再確認できた。どんな方にも届くポイントがあると思う。人生を振り返るきっかけになり、温かいものが残り続ければいいなと思います」と満足げ。西野も、「凄くもがきながらでしたけれど、あの時の自分にできることは全てぶつけることができました。過酷なところもありますが、希望が持てる物語として1秒も逃さずに見ていただけたら」と笑顔でアピールした。
瀬々監督は、キャストの発言を聞き「重い空気になっていますが、そんなことは一切ない。ハードルを下げていますので、最後に何かを持ち帰ってほしい」と断言。そして、高橋に対し「高橋くんにはチャーミングに演じてくれと言った。ゆくゆくは松田優作さんやショーケン(萩原健一さん)のようになってほしい」と大きな期待を寄せた。
『少年と犬』は、3月20日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
【関連記事】
- Amazon Kindleと楽天Koboどっちが良い?両サービスのメリットを徹底比較!
- 【大事な人へのギフトにKindleを!】3ヶ月Kindle Unlimited無料&おすすめモデルを徹底解説
- 戦禍のウクライナでの動物たちを捉えたドキュメンタリー『犬と戦争』来年2月公開決定
- 『落下の解剖学』の俳優犬メッシが大注目!演技トレーニングを受ける動画も公開
- ナオミ・ワッツ&ビル・マーレイ主演『The Friend』の予告編が公開