NYファッションウィークにメアリー・J. ブライジ、ステファニー・スー、ルーシー・ヘイル、ブレイク・ライヴリーら豪華スターが出席

NYファッションウィークに出席したゲスト陣 写真: ©JASON MENDEZ/GETTY IMAGES; CINDY ORD/GETTY IMAGES (2)
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“シックな女性”は流行に縛られる必要がない。どんな格好を好もうと内なる輝きを受け入れる”とデザイナーたちは主張する。このアプローチに、ブレイク・ライヴリー、ハル・ベリー、メアリー・J. ブライジ、ラヴァーン・コックス、ルーシー・ヘイル、ステファニースーらファッション愛好家は心から同意していたようだ。

ブレイク・ライヴリー、ヴァン・ハント、ハル・ベリー、アリ・パーカー、ティファニー・ハディッシュ ©DIMITRIOS KAMBOURIS/GETTY IMAGES

今回のウィークで全体を通したトレンドがあるとするのなら、まさしく女性が自分のスタイルを大胆かつ自由に探求することだ。露骨な華やかさに対し、控えめな落ち着きを並置することによって、それは体現されている。最前列に座るスターを必死に撮ろうとするカメラマンや、歩道で注目をめぐり競い合うインフルエンサーが作り出すノイズに目もくれず、ファッションに意識を向けることは非常に素晴らしい。よって、そのアイデアは最新のコレクションをより一層胸を躍らせるものにした。

「マイケル・コース」の2024春コレクションの最前列には、ライヴリーとベリーの姿がキャッチされた。モデルは裸足でランウェイを歩き、全体的にナチュラルな色彩でまとめられたコレクションでは、ダブルブレストジャケットなどのテーラード・アイテムとドレープジャージードレスを融合したファッションなどが披露された。

「ラカン スミス」のショーより ©FERNANDA CALFAT/GETTY IMAGES

メアリー・J. ブライジ、ベイビーフェイス、ヴィヴィカ・A・フォックス、ラヴァーン・コックスは「ラカン スミス」のショーを最前列で観覧。エネルギッシュな華やかさとSFにインスピレーションを受けたコレクションについて、ラカン・スミスは「フレディ・マーキュリーとバーバレラを参考にSF要素を少し織り交ぜました。また、私が敬愛する女性のことを思い浮かべました」とコメントした。

スミスは、ビヨンセからカマラ・ハリス副大統領に至るまで輝かしい女性たちのファッションを手掛けてきた。ますます高まる人気が反映された、クールで自信に満ち溢れたコレクションではミニスカートとボディスーツのコンビネーション、大胆に背中が開いたコラムドレス、快適なトレンチ・ルックが披露された。

レッドカーペットでも応用可能なファッションは、意図的なものだったという。「レッドカーペットはブランドにとって非常に重要です。私は、J.Lo(ジェニファー・ロペス)やビヨンセがカーペットを沸かせる姿を見て育ちました。それは、まさに私が最も共鳴するところでもあります。セレブであろうとなかろうと、“ラカン スミス”をまとった女性にとってカーペットは必要不可欠。行く先がガラでもディナーでも、お祝いであることには変わりありません」

「パメラ ローランド」が12日に行ったショーでは、モロッコへの旅行にインスパイアされた優雅なドレスがお披露目された。ローランドはショーノートの中で「この美しい国を訪れた後、豊かな色彩や複雑なパターンなど文化のすべてを吹き込んだコレクションを生み出さねばならないと感じました」と述べた。さらに、8日に発生したモロッコ地震への支援について言及し、観客にも寄付を促した。

「パメラ ローランド」のショーより ©ARTURO HOLMES/GETTY IMAGES

「キャロライナ ヘレラ」のクリエイティブディレクター、ウェス・ゴードンは、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの妻で、エフォートレスなスタイルで知られた故キャロリン・ベセット=ケネディからインスピレーションを受けたと明かした。「特別な機会ではなく、日常で友人の女性たちが着たくなるようなコレクションにしたかった。昨シーズンはブラジルにインスパイアされたものでした。今回はニューヨーク、ペンシルスカートや上質なコットンシャツを称えることに非常にワクワクしています」

“白のコットンシャツは毎シーズンアップデートするようにしている”とゴードンが語るように、コットンは同ブランドの象徴だ。ショーの始めと終わりにも登場したが、2つのルックは鏡のように左右対称になっているという。最初のルックは黒のペンシルスカートに白のコットンで、最後は刺繍が施されたペンシルスカートに黒のコットンで締めくくられていた。

「キャロライナ ヘレラ」のショーより COURTESY OF CAROLINA HERRERA

布地のエレガントなプリントについて、ゴードンは「プリントに関しては、ちょっと狂気じみているんです。完璧になるように力を尽くしています」と語り、「布地が綿ボイルなのがお気に入りです。凄くロマンティックなものを綺麗な形に適用すること、それが私たちのバランスになっています」と伝えた。

脚本家・俳優組合ストの影響でエミー賞が1月に延期されるなど、ゴードンはレッドカーペットの機会が減ったことをどう思っているのだろうか?「いつも凄く楽しいので、プレッシャーは問題ではありません。(エミー賞)のために衣装制作をする予定がないのは残念に思います。いつか、これらのファッションが輝く別の瞬間を見つけられることを願います」

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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