2024年F1カナダGP木曜日 ― 角田裕毅、サッカーの才能も?

2024年F1カナダGP
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今週末、2024年F1第9戦カナダGPが、カナダのケベック州モントリオールのノートルダム島にあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催される。木曜日のメディアデーでは、2026年のF1マシンが主なトピックとなった。また、セルジオ・ペレスがレッドブルとの契約をさらに2年間更新することが確定したため、角田裕毅を含むF1ドライバー達の2025年以降の契約交渉の話題も注目を集めた。今のところ、角田はVisa Cash App RBに残ると考えられている。

木曜日、カナダのF1ファンは、いつ雨が降り出してもおかしくないという天気予報の中、現地に集まった。時折小雨が降る程度で済んだものの、湿度は非常に高かった。午後遅くには、本格的な雨が降り始めた。天気予報では、カナダGPの残りの日程も同じ天候が予想されている。予選と決勝のコンディションは面白いものになるかもしれない。

パドックは、木曜日ということもありリラックスした雰囲気。すべてのチームが報道陣のインタビューに答えていた。多くのチームは、ドライバーと特別なアクティビティを行っていた。

VCARBの角田裕毅とダニエル・リカルドは、ホスピタリティテント前で、サッカーボールで遊んでいる様子が見られた。高く上げられたボールを華麗にストップさせる姿はまるでプロのサッカー選手。角田は驚くべきボールコントロールで、周りの人々を驚かせていた。この隠れた才能発揮で、Jリーグ入りできるのではないだろうか。

カナダGP、木曜日のレポート

木曜、FIAは2026年シーズンから数年間にわたってF1に導入される技術規則を発表。

カナダGPを前に発表された2026年の新しいフォーミュラ1規則は、パワートレイン、シャシー、空力、安全性、持続可能性の分野で大幅な進歩を約束している。

パワーユニットは、MGU-Hを排除してシステムを簡素化しながら、電気出力を300%増加させ、F1史上最も効率的なハイブリッドになる。内燃機関の出力は減少するが、バッテリー出力は大幅に上昇し、制動時のエネルギー回収量は2倍になる。

アウディやレッドブル・フォード・パワートレインといった新しいメーカーが、今までに確立されてきたフェラーリ、メルセデス、ホンダなどのメーカーに加わる2026年シーズン。これらの変更は、持続可能性とパフォーマンスの向上を目的としている。

2026年F1マシン – FIA

シャシーと空力の変更により、マシンはより小さく、軽く、俊敏になる。ホイールベースと全幅が縮小され、最小重量が30kg減少する。空力ダウンフォースは30%、ドラッグは55%減少。18インチホイールは維持されるが、タイヤは細くなる。

また、可動式のフロントウイングとリアウイングを含むアクティブエアロダイナミクスの導入により、コーナリングと直線速度が向上する。

新しいデザインは、エアフローを最適化し、グラウンドエフェクトへの依存度を下げ、高性能と持続可能性向上のバランスを取るフォーミュラ1の未来を位置づけている。

木曜日のもう1つの重要なトピックは、セルジオ・ペレスがレッドブルとの2年間の契約延長を発表したこと、そしてそれが2025年のシートを求めてまだ残っているドライバーに与える影響だった。この発表の影響を最も受けたのは角田裕毅だが、今シーズン終了後にフェラーリを離れるカルロス・サインツも含まれるだろう。

ほとんどのF1専門家は、角田裕毅が少なくともあと1年はレッドブルの姉妹チームであるVCARBに残り、マックス・フェルスタッペンまたはセルジオ・ペレスが予期せずチームを離れた場合に備えて、本家のレッドブル・レーシングのシートを狙い続けることに同意している。

また、多くのメディアはカルロス・サインツが将来のアウディF1チーム(ザウバーF1)と契約し、今後数日以内に公式発表が行われるだろうと噂していた。

角田裕毅のコメント


Visa Cash App RBの角田裕毅は、落ち着いた様子でセルジオ・ペレスのレッドブルとの契約更新についてや自身の感情面について説明。今回のメディアに向けて語られたインタビューでは、角田らしい前向きで力強い言葉を聞くことができた。以下はメディアデーの角田裕毅のコメントである。

「レッドブル昇格が、とりあえずなくなったことに関しては、特に何も思ってない。何も思っていないというより、契約が更新することは知っていた。2年と言っても、何が起こるかはわからない。だから、僕は自分のパフォーマンスに集中して、彼らを納得させるような働きをするだけだ」

「他のチームとの話もあったけど、今後の方針は徐々に明白になってきた。あとは、自分とレッドブル次第だったという感じだ」

「今シーズン自分が1番意識しているのは、チームに対しての振る舞いや、フィードバック、無線での態度、セルフコントロールだ」

「毎回気持ちをリセットしてレースに望んでいるから、連続でポイントを獲得していることを特には意識していない。今回のカナダは雨が降るなど、難しくなると思うけど、きっちりと備えていきたい」

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インタビューに答える角田裕毅:2024年カナダグランプリ

「カナダの路面が再舗装されたことによって、もちろん今までと感触は違うだろうし、グリップのレベルがどれだけあるかわからないからね。風の影響も受けるだろうし、FP1できちんと掴んでいきたい。雨だし走ってみないとわからないかな」

「今シーズンは今まで全てのサーキットで、悪くないパフォーマンスを発揮していると思うから、カナダでも心配はしていない。ベースはいいと思うから、あとはマシンの最大限を発揮するだけだ。ストレートスピードに関しても心配していない。好きなコースだし、苦手意識もない。縁石にのって、ゴーカート感覚で乗れるところが、ここの面白いところだ。他のコースとは違うところだね」

最後に

明日は、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでのフリープラクティス1と2で、F1マシンが実際に走る姿を見ることができる。ドライバーとメディアは、レーストラックを横切るウッドチャックやその他の動物に注意を払うことになるだろう。

チームは、土曜日と日曜日のタイヤの摩耗と最適なセットアップを分析。ドライバーは最高のレーシングラインを見つけ、有名な「チャンピオンズ・ウォール」にぶつかることがないように走行する。


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