【ランキング】ライアン・レイノルズ出演映画 ベスト13

『デッドプール』シリーズ出演で大人気の俳優ライアン・レイノルズは、20年近くにわたってハリウッドの第一線で活躍してきた俳優だ。親しみやすいキャラクターとユーモア、起業家としての顔も併せ持つ。また、ブレイク・ライヴリーとの結婚も話題となった。
出演作には賛否両論あるものの、どんな作品でもレイノルズが出演していれば不思議と観ていられる。なぜなら、彼は決してカメレオン俳優ではないが、豊かな表現力とアドリブ力、そして観客を引き込むエネルギーを持っているからだ。
今回は、レイノルズの出演作の中から特に印象的な映画をランキング形式で振り返る。
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第13位『ライフ』(2017)
火星で発見された未知の生命体カルヴィンをめぐり、国際宇宙ステーション内で恐怖が広がるSFホラー。『デッドプール』(2016)の脚本家コンビと再タッグを組んだ作品だ。
レイノルズは序盤で衝撃的な死を迎える。しかし、その存在感は圧倒的で、物語に緊張感と深みを加えている。脇役であっても印象を残す、彼の演技力が光る1本だ。
第12位『アダム&アダム』(2022)
未来からやってきたパイロットのアダムが、少年時代の自分と出会う。そして、父の死や世界の危機に立ち向かう姿を描くSFファンタジー。『フリー・ガイ』に続くショーン・レヴィ監督とのコンビ作だ。
皮肉っぽいユーモアに定評のあるライアン・レイノルズだが、本作ではその裏にある誠実さが際立つ。なかでも母親との会話シーンは、涙を誘う名場面。Netflixオリジナルの中でも完成度の高い1作となっている。
第11位『名探偵ピカチュウ』(2019)
ポケモンとライアン・レイノルズという意外な組み合わせは、驚くほどしっくりくる。レイノルズは、しゃべるピカチュウを、声とモーションキャプチャーで演じている。
ポケモンに詳しくなくても楽しめるバディ映画で、ミステリーファンタジーに仕上がっている。さらに、ゲーム原作映画としても高評価を得ている。ちなみにピカチュウ役は、当初ヒュー・ジャックマンも候補だったという。
第10位『黄金のアデーレ 名画の帰還』(2015)
ナチスに奪われた絵画の返還をめぐる実話を描いた法廷ドラマ。レイノルズは、ユダヤ人女性マリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)の訴訟を引き受ける若き弁護士を演じている。
奪われた絵は、クリムトの名作《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》。かつてマリアの家に飾られていたが、今ではオーストリアの象徴とされる。国家が返還を拒否していたが、2人はこの訴訟を最高裁まで持ち込む。
本作でレイノルズは聞き役としての演技に徹しつつ、自身のユダヤ系としてのアイデンティティとも向き合っていく。文化や記憶を守るという芸術の意義が、静かに心に響く。
第9位『フリー・ガイ』(2021)
ルール無用な街「フリー・シティ」で、モブキャラとして生きていたガイ(レイノルズ)。彼に自我に目覚め、徐々に物語が動き出すアクション・コメディ。『フリー・ガイ』はショーン・レヴィ監督とレイノルズの初コラボ作だ。
表向きはポップで軽快な作品だが、AIの自我、知的財産権などのテーマも織り込まれている。さらに、ライアン・レイノルズが演じる何者でもない男の成長物語が共感を呼んだ。マライア・キャリーの楽曲も含めて、ゲーム世代に刺さる魅力あふれる1作となっている。
第8位『ファインダーズ・フィー(原題)』(2001)
ポーカーナイトを舞台にした密室劇で、レイノルズは若き日の演技で存在感を見せている。
主人公が拾った財布に600万ドルの当選宝くじが入っていたことから物語が始まる。返すべきか迷う中、財布の持ち主が現れ、仲間とのポーカーがスタート。しかし、その場は徐々に緊張に満ちた心理戦へと変わっていく。
レイノルズ演じるクィグリーは冷静で観察眼の鋭いキャラクター。派手さはないが、物語の流れを左右する存在感を発揮している。現在は入手困難ながら、サスペンス好きにはぜひ観てほしい隠れた良作だ。
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第7位『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(2006)
主人公は、元マジシャンでギャング崩れ、今やFBIの密告者の、バディ・エイセスことイスラエル。彼に100万ドルの賞金がかけられ、世界中の殺し屋たちが命を狙うクライム・アクション映画だ。
レイノルズは、FBI捜査官リチャードを演じる。血まみれになりながらも信念を貫こうとする姿からは、後の『デッドプール』にも通じる皮肉屋の片鱗が見える。
個性的な殺し屋たちが入り乱れる群像劇の中でも、ライアン・レイノルズの存在感を放つ。初期キャリアながら堂々たる演技を見せている。
第6位『ラブ・ダイアリーズ』(2008)
離婚手続きを進める父ウィル(レイノルズ)が、娘マヤ(アビゲイル・ブレスリン)に「どうやってママと出会ったの?」と聞かれ、自身の恋愛遍歴を3人の女性を、仮名で語るロマンティック・コメディ。
ウィルの語る3人の元恋人は、エミリー、エイプリル、サマー。娘は誰が母親なのかを推理しながら、ウィル自身も本当に大切な人に改めて気づいていく。
レイノルズは、ヒーローでもシニカルでもない、ごく普通の父親役を繊細に演じている。恋に悩み、回り道しながら成長する姿が描かれている。笑いと温かさが詰まった1本だ。
第5位『ジャスト・フレンズ』(2005)
ライアン・レイノルズのラブコメ作品の中でも、特にコメディ要素が強く人気の高い1本。
物語はクリスマスを舞台に、高校時代に振られてしまった女性ジェイミー(エイミー・スマート)との再会から始まる。かつて太っていたクリス(レイノルズ)は、今や痩せてイケメンとなり、ジェイミーへの恋を再燃させるが……。
アンナ・ファリス演じる元カノの破天荒さが爆笑を誘う。レイノルズのドタバタとした演技も光っている。恋愛への執着心を皮肉たっぷりに描いた、今でも十分楽しめる1本だ。
第4位『ウェイターはつらいよ』(2005)
レストラン業界で働いた経験がある人なら、誰もが共感する“あるある”を詰め込んだ、人気コメディ作品。レストラン「シェナニガンズ」の1日を描いた群像劇で、過激でブラックな笑いが満載だ。
レイノルズは、下ネタ好きなウェイター、モンティを演じる。後輩ディーン(ジャスティン・ロング)と共に、新人に接客業の現実を教え込む。厨房では料理に唾を入れるどころではない、ヤバすぎるいたずらが次々と描かれる。
過激な笑いの中に、サービス業のリアルが詰め込まれており、ミレニアル世代の共感を呼ぶ青春コメディとなっている。
第3位『デッドプール』(2016)
“正義の味方”像をぶち壊した型破りなヒーロー映画『デッドプール』。レイノルズのキャリアにおけるターニングポイントとなった一作。主人公ウェイド・ウィルソンのキャラクターそのものが、皮肉屋でおしゃべりなレイノルズにぴったり。「これこそ彼のための役」と称されている。
低予算ながら、過去と現在を行き来する巧みな構成となっている。物語は、恋人ヴァネッサとのロマンス、そして悪役エイジャックスとの復讐劇がテンポよく描かれる。12年越しに実現したライアン・レイノルズが情熱をかけたプロジェクトであり、笑い、毒舌、そして意外なほどの感情的な深みが詰まった作品だ。
第2位『デッドプール2』(2018)
1作目の大成功を受けて制作された続編『デッドプール2』。アクションと笑いだけでなく、喪失と共感という感情にも深く踏み込んだ作品だ。恋人ヴァネッサの死により、生きる意味を失ったウェイド。ミュータントの少年ラッセルと出会うことで、ウェイドが再び立ち上がるまでが描かれる。
物語はタイムトラベラーのケーブル(ジョシュ・ブローリン)との衝突を描く。ユーモアとバイオレンスが融合したストーリーが展開される。レイノルズの演技は、仮面の下でも人間味にあふれており、作品全体に温かさと強さを与えている。
シリーズの中でも特に評価が高く、ただの続編ではない、確かな進化を遂げた1作だ。
『デッドプール2のおとぎばなし』
うるさい親も黙るPG12。
デップーがおとぎばなしになった!?
R指定ヒーローなのにR指定じゃない『デップー2』はファン必見のバージョン。
新たに撮影したシーンを含むデップーの新たなワールドが全開。
第1位『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)
シリーズ最新作にして、ついに実現した夢のタッグ。ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが、クラシックな黄×青のスーツでスクリーンに復活。デッドプールとの共演が本格的に描かれる。
レイノルズは持ち前のテンションで、ユーモアとアクションを全開で披露している。6年ぶりのシリーズ復帰にかける情熱が、スクリーンからあふれ出ている。
この作品の核心は、孤独と癒し。暴力と皮肉で自分の傷を隠してきた2人の男が、ぶつかり合いながらも少しずつ心を通わせていく。そこに作品の魅力が詰まっている。さらに、ライアン・レイノルズの役者としての成熟も感じられ、まさにキャリアの集大成とも言える1作だ。
▪️その他要チェック作品
今回ランクインを逃した『ワイルド・ギャンブル』(2015)、『悪魔の棲む家』(2005)、『ハッピーボイス・キラー』(2014)、『[リミット]』(2010)もライアン・レイノルズファンには是非一度見てほしい作品だ。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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