【映画の“食”にまつわる名場面14選】『わんわん物語』ほかアニメの名作から、あのカルト的傑作も!

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エンターテインメントと食が常にうまく融合するとは限らないが、両者が調和したときには、記憶に残る名場面が生まれることがある。食は人々を結びつけるだけでなく、優れた作品の魅力をさらに引き立て、映画史に刻まれるような忘れがたいシーンを生み出す力を持っている。
『レミーのおいしいレストラン』や『わんわん物語』のようなアニメの名作から、『パルプ・フィクション』や『グッドフェローズ』のようなカルト的傑作に至るまで、食は翻訳を必要としない感情の表現手段としてたびたび用いられてきた。本記事では、誰もが愛する美食が登場する最も象徴的な映画の名場面を紹介する。
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以下、「映画の“食”にまつわる名場面14選」
1.『恋人たちの予感』(1989)
史上最高のロマンティック・コメディの1つとされている本作。特に、メグ・ライアン演じるサリーがビリー・クリスタル演じるハリーに、女性がいかに巧みにオーガズムを偽装できるかを見せる象徴的なダイナーのシーンは、その魅力をさらに引き立てている。サリーの演技の直後、偶然その場に居合わせた女性がウェイターに向かって放った「私にも同じものを(“I’ll have what she’s having.”)」という一言は、映画史に残る名セリフの1つとなった。
2.『わんわん物語』(1955)
『わんわん物語』は食を中心とした作品ではないが、レディとトランプが一本のスパゲッティを分け合い、偶然にも唇を重ねてしまうシーンは、間違いなく本作における最も輝かしい瞬間の一つである。
3.『黄金狂時代』(1925)
チャーリー・チャップリンは、ハリウッドにおけるサイレント映画時代に多大な影響を与えた人物。彼の代表作である『黄金狂時代』の有名なディナーロールのダンス・シーンは、映画史における最初期かつ記憶に残る食の名場面の一つとして際立っている。
4.『パルプ・フィクション』(1994)
『パルプ・フィクション』は犯罪と暴力に満ちた作品であるが、意外にも印象的な食に関する描写が多く含まれている。殺し屋のジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)とヴィンセント(ジョン・トラボルタ)が仕事に向かう途中、何気なくアメリカとヨーロッパの料理の違いについて語り合う。どうやら両国の最大の違いは、フランスではクォーターパウンダー・チーズを「ロワイヤル・ウィズ・チーズ」と呼ぶという点にあるそうだ。
5.『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(2003)
映画史上特に奇妙な料理の1つを、エルフのバディ(ウィル・フェレル)がたった一人で作り上げた。バディはスパゲッティの麺、メープルシロップ、チョコレートシロップ、マシュマロ、そして砕いたポップタルト数枚から構成される朝食を嬉々として平らげている。
6.『レミーのおいしいレストラン』(2007)
「誰でも料理はできる」というメッセージと食をテーマにした本作には、キッチンでの名場面が数多く詰め込まれている。しかし、その中でも特に印象的なのが、著名な料理評論家イーゴが、ネズミのレミーが作ったラタトゥイユを口にする瞬間。最初の一口を食べたとき、イーゴは幼少期の記憶へと一気に引き戻される。このシーンは、食が記憶を呼び起こし、一瞬でよりシンプルな時代へと連れて行ってくれる力を持っていることを思い出させてくれる。
7.『暴力脱獄』(1967)
刑務所を舞台にした本作において、ポール・ニューマンが演じるルーク・ジャクソンは、1時間以内にゆで卵を50個食べるという挑戦に挑む。ニューマンは、1968年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。
8.『グッドフェローズ』(1990)
『グッドフェローズ』の刑務所でのディナーシーンでは、レイ・リオッタ演じるヘンリー・ヒルと仲間のマフィアたちが、拘束された状況の中で見事な食事を用意する一部始終が描かれている。
9.『美女と野獣』(1991)
ディズニーの名作『美女と野獣』では、ベルが野獣に城へ連れ去られた後、食事は彼女の気を紛らわせる存在となる。そして「Be Our Guest」の場面では、魔法にかけられた住人たちが、スープ、熱々のオードブル、ビーフラグーなど忘れがたいご馳走を見事にふるまう。
10.『ゴッドファーザー』(1972)
ピーター・クレメンザ(リチャード・S・カステラーノ)がマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)に自慢のソースの作り方を教える場面は、『ゴッドファーザー』の主要なストーリー展開ではないものの、本格的なレッドソースの作り方を観客に示しつつ、印象的で食欲をそそるひとときを演出している。
11.『ティファニーで朝食を』(1961)
『ティファニーで朝食を』は、オードリー・ヘップバーンがニューヨークの人気のない通りを歩きながら、ペストリーを食べ、コーヒーをすすりつつティファニー本店のショーウィンドウを覗き込むというシンプルでありながらインパクトを残すこのシーンから幕を開ける。
12.『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(1989)
グリスウォルド一家がクリスマス・イブのディナーに集まった際、彼らを待ち受けていたのは大失敗だった――七面鳥が完全に乾いていたのだ。料理に最初の切れ込みが入れられると、家族は沈黙したまま座り、シーンに響くのはまるで黒板を引っかくような音で七面鳥を噛む歯の音だけであった。
13.『マチルダ』(1996)
本作の有名なシーンでは、ブルース(ジミー・カーツ)がチョコレートケーキを丸ごと一つ食べることを強制される。決して食欲をそそる場面ではないが、作品のタイトルにちなむ「マチルダ・チョコレートケーキ」という名称が広まるきっかけとなった。
14.『夢のチョコレート工場』(1971)
『夢のチョコレート工場』の多くは食べ物やお菓子を中心に展開するが、1971年のオリジナル版において特に印象的なのは、やはりチョコレートの川。この川のチョコレートを飲んでいたオーガスタス(マイケル・ボルナー)は誤って川に落ちてしまい、あっという間に流されてしまう。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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