『ノスフェラトゥ』監督のロバート・エガースが新『クリスマス・キャロル』を映画化

『ウィッチ』(2015)や『ライトハウス』(2019)などで知られるロバート・エガースが、『クリスマス・キャロル』を新たに映画化する。企画を手がけるのはワーナー・ブラザースで、同社が製作・配給を担当する。エガースは脚本・監督を務め、製作にはクリス・コロンバスとエレノア・コロンバスも参加する。
エガースの手でよみがえる不朽のゴーストストーリー
『クリスマス・キャロル』は1843年に出版されたチャールズ・ディケンズの中編小説である。冷酷な金貸しのスクルージが3人の精霊と出会い改心するというクリスマスを舞台にした物語だ。これまでにも、2009年のアニメ映画『Disney’s クリスマス・キャロル』(ロバート・ゼメキス監督/ジム・キャリー主演)や、2019年の英TVドラマ『A Christmas Carol(原題)』(ガイ・ピアース主演)など多数映像化されてきた。
今回の新作は、歴史に強いこだわりを持つノバート・エガースが手がけるだけに、これまでとは一線を画す世界観になると見られている。彼は「現代を舞台にした映画は作らない」と語り、「車を撮るだけで気分が悪くなる」と述べたこともある。
『ノスフェラトゥ』に続く注目作
エガースは最近、1922年のサイレント映画を再構築した吸血鬼映画『ノスフェラトゥ』を手がけた。主演はビル・スカルスガルド、ニコラス・ホルト、リリー=ローズ・デップ、アーロン・テイラー=ジョンソン、エマ・コリン、ウィレム・デフォーらが出演する。興行収入は世界で1億8000万ドル(約261億円)を突破するヒットを記録した。また、2026年のクリスマス公開を予定している狼男映画『Werwulf(原題)』にも取り組んでおり、話題作が続く。
エガースが手がける『クリスマス・キャロル』は、古典を再解釈する試みとして、映画ファンの注目を集めそうだ。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら
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