『ファンタスティック・フォー』歴代映画まとめ｜2025年MCU新作と原作コミック＆グッズ完全ガイド

身体を自在に変形させる天才科学者リード・リチャーズ／ミスター・ファンタスティック、透明化能力を操るスー・ストーム／インビジブル・ウーマン、炎の翼で空を駆けるジョニー・ストーム／ヒューマン・トーチ、そして岩のように頑丈な肉体と並外れた怪力を誇るベン・グリム／ザ・シング。家族以上の固い絆で結ばれた4人組『ファンタスティック・フォー』は、マーベルヒーローの原点として、60年以上にわたり人々から愛され続けてきた。

そして2025年、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）に新たな風を吹き込む『ファンタスティック・フォー』の新作映画『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』がついに公開される。これを記念して、本記事ではファン必見の歴代の映画作品、原作コミック、そして今こそ手に入れておきたい新作のグッズを一挙に紹介する。

初めて『ファンタスティック・フォー』に触れる人から、長年のマーベルファンまで楽しめるラインアップを厳選。最新情報とあわせて、『ファンタスティック・フォー』の魅力を徹底的に振り返っていく。

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※本記事の情報は、2025年7月22日現在のものです。最新の販売状況はサイトにてご確認ください。

◆7月25日公開！新作『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』

『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』（2025）写真：20th Century Studios/Marvel

ディズニーが20世紀フォックスを買収して6年、ついにファンタスティック・フォーがMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）に本格参戦。監督を務めるのは、ドラマ『ワンダヴィジョン』で高い評価を得たマット・シャックマンだ。

新生“ファンタスティック4”には、超豪華キャスト陣が集結。ペドロ・パスカル（『THE LAST OF US』）がリード・リチャーズ／ミスター・ファンタスティック、ヴァネッサ・カービー（『ミッション：インポッシブル』シリーズ）がスー・ストーム／インビジブル・ウーマン、エボン・モス＝バクラック（『一流シェフのファミリーレストラン』）がベン・グリム／ザ・シング、ジョセフ・クイン（『ストレンジャー・シングス未知の世界』）がジョニー・ストーム／ヒューマン・トーチを演じる。

さらに、宇宙最恐の敵ギャラクタス役にラルフ・アイネソン（『ゲーム・オブ・スローンズ』）、ギャラクタスの使者シルバーサーファー役にジュリア・ガーナー（『オザークへようこそ』）が起用された。

1960年代を舞台に、レトロ×近未来が融合した独特な世界観で描かれる新作『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』は、2025年7月25日（金）より日米同時公開。この夏、MCUの新たな扉が開かれる。

◆『ファンタスティック・フォー』歴代映画シリーズ

1.『ザ・ファンタスティック・フォー』（1994）

『ザ・ファンタスティック・フォー』（1994）写真：Courtesy Uncork'd Entertainment — 『ザ・ファンタスティック・フォー』（1994）写真：Courtesy Uncork’d Entertainment

監督：オーレイ・サッソン
キャスト：アレックス・ハイド＝ホワイト（ミスター・ファンタスティック役）、レベッカ・スターブ（インビジブル・ウーマン役）、ジェイ・アンダーウッド（ヒューマン・トーチ役）、マイケル・ベイリー・スミス（ベン・グリム役）、カール・チャルファリオ（ザ・シング役）、ジョセフ・カルプ（ドクター・ドゥーム役）

これまで何度も映像化されてきた『ファンタスティック・フォー』には、一度も劇場公開されることなくお蔵入りになった作品がある。それが、低予算映画の名手ロジャー・コーマンが製作を務めた幻の1994版『ザ・ファンタスティック・フォー』だ。

1992年、『ファンタスティック・フォー』の映画化権を所有していたドイツのノイエ・コンスタンティン・フィルム社は、権利失効の5日前という土壇場で撮影を開始。しかし、最終的にコンスタンティン・フィルム社がフォックスに作品とその権利を売却し、劇場公開が開始する3週間前に本作は永久に棚上げされることになった。

1994年版は一時「破棄された」と噂されていたが、現在ではYouTube上で視聴可能であり、さらにドキュメンタリー映画『Doomed: The Untold Story of Roger Corman’s The Fantastic Four（原題）』の題材にもなっている。

2.『ファンタスティック・フォー［超能力ユニット］』（2005）

『ファンタスティック・フォー［超能力ユニット］』（2005）写真：Everett

監督：ティム・ストーリー
キャスト：ヨアン・グリフィズ（ミスター・ファンタスティック役）、ジェシカ・アルバ（インビジブル・ウーマン役）、クリス・エヴァンス（ヒューマン・トーチ役）、マイケル・チクリス（ザ・シング役）、ジュリアン・マクマホン（ドクター・ドゥーム役）

お蔵入りとなった1994年版を経て、20世紀フォックスが製作した本作は、マーベル初期の実写映画の代表作。

天才科学者リード・リチャーズ（演：ヨアン・グリフィズ）は、人間の遺伝子の秘密を探る宇宙ミッションに挑む。資金提供者は、大学時代のライバルである実業家ヴィクター・フォン・ドゥーム（演：ジュリアン・マクマホン）。リードのミッションには、親友で宇宙飛行士のベン（演：マイケル・チクリス）、ドゥームのもとで働く元恋人スー（演：ジェシカ・アルバ）、そしてスーの弟でパイロットのジョニー（演：クリス・エヴァンス）が同行する。だが予想外の事故により、4人のDNAは大きく変化してしまう――。

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3.『ファンタスティック・フォー：銀河の危機』（2007）

監督：ティム・ストーリー
キャスト：ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン、ダグ・ジョーンズ（シルバーサーファー役、声：ローレンス・フィッシュバーン）

『ファンタスティック・フォー［超能力ユニット］』の続編。前作のティム・ストーリー監督と主要キャストが続投し、宇宙最大の脅威であるギャラクタスの使者・シルバーサーファーが初登場する。

結婚を控えたリード（演：ヨアン・グリフィズ）とスー（演：ジェシカ・アルバ）。しかし、祝宴は突如として発生した怪現象により中断。リード、スー、ジョニー（演：クリス・エヴァンス）、そしてベン（演：マイケル・チクリス）の4人は再びヒーローとして立ち上がり、世界の危機に立ち向かうことになる。

『ファンタスティック・フォー：銀河の危機』（2007）引用元：Amazon — 引用元：Amazon

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『ファンタスティック・フォー』出演俳優ジュリアン・マクマホン、56歳でがん闘病の末逝去－人気ドラマ『NIP/TUCK』でも活躍

4.『ファンタスティック・フォー』（2015）

『ファンタスティック・フォー』（2015）写真：Courtesy of Twentieth Century Fox

監督：ジョシュ・トランク
キャスト：マイルズ・テラー（ミスター・ファンタスティック役）、ケイト・マーラ（インビジブル・ウーマン役）、マイケル・B・ジョーダン（ヒューマン・トーチ役）、ジェイミー・ベル（ザ・シング役）、トビー・ケベル（ドクター・ドゥーム役）

マイルズ・テラー（『トップガンマーヴェリック』）、ケイト・マーラ（『オデッセイ』）、マイケル・B・ジョーダン（『ブラックパンサー』）、ジェイミー・ベル（『リトル・ダンサー』）ら若手実力派キャストが勢ぞろいしたリブート版。

子どもの頃から発明好きだったリードは、ストーム博士（演：レグ・E・キャシー）の研究所で働き、ついに物質転送装置を完成させる。自ら装置の実験台となったリードと仲間たちは、予想外の事故に巻き込まれ、不思議な力を手にしてしまう。突然の変化に戸惑いながらも、それぞれの能力と向き合っていく4人。そんな中、彼らの前に最大の敵が立ちはだかり、運命が大きく動き出す――。