『007』歴代ジェームズ・ボンド6人まとめ|新ボンド役候補の最新情報も紹介
次回作『007』の監督がドゥニ・ヴィルヌーヴに決定し、いよいよ新生『007』の誕生へとまた一歩前進した。新生『007』の始動を記念して、歴代ジェームズ・ボンド6人をプレイバック!それぞれオススメ作品もご紹介。
そんな中で話題となっているのは、「新ジェームズ・ボンドは誰が演じるのか?」ということ。これまでに名前が浮上した候補者をまとめていく。
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7代目の新ジェームズ・ボンドは誰になる?
ドゥニ・ヴィルヌーヴが新生『007』の監督に決定する中、次期ジェームズ・ボンド役の行方に注目が集まっている。
候補として噂されているのは、トム・ホランド、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジェイコブ・エロルディ、トム・ハーディ、ハリス・ディキンソンなど。
ギャンブルサイト「VegasInsider(ベガスインサイダー)」の次期ボンド候補の予測では、最有力候補にあがっているのはアーロン・テイラー=ジョンソンだ。
そして同じく有力候補だったタロン・エガートンは、自ら候補を辞退したことを明かしている。
ここにきて、また新たな候補者の名前が噂されている。最新情報によると、6月下旬ごろにスコット・ローズ=マーシュがセリフを読むテストを受けたという。
しかし、いまだ最有力候補者が誰なのか確信を得る大きな情報は入ってきていない。
歴代7人目となる“007”には誰が抜擢されるのか、世界中が固唾を飲んで見守っている。
◆初代 ショーン・コネリー(1962~1967、1971年)
初代ジェームズ・ボンドを演じたのはショーン・コネリー。『007』シリーズの記念すべき第1作目『ドクター・ノオ』を始めシリーズ全6作品に出演した。スコットランド出身のコネリーは、初代ボンドとして一躍スターとなった。『007』シリーズ以外にも、『アンタッチャブル』『ザ・ロック』など数多くの作品で活躍した。
『007/ロシアより愛をこめて』(1963年)
『007』第2作目の本作は、今も高い人気を誇るシリーズ代表作。英国情報部に、ソ連の情報部に勤めるタチアナから亡命希望の電報が届く。しかし背後には犯罪組織「スペクター」の陰謀があった。罠だと知ったボンドは、タチアナに接触するためイスタンブールへと向かう。イスタンブールからヴェネチアを舞台に、ボンドが大活躍する。オリエント急行内でのバトルは必見。
『007/ゴールドフィンガー』(1964年)
シリーズ第3作目となる本作で、ボンドカーとして知られるアストンマーティンが初めて登場する。イギリスの金が大量に海外に流出しているとの情報を得て、ボンドは犯人と噂される億万長者のゴールドフィンガーに接触を試みる。同タイトルの主題歌を歌うのは、シャーリー・バッシー。
『007は二度死ぬ』(1967年)
シリーズ初、日本がロケ地となった作品。日本の諜報機関に勤めるタイガー田中を丹波哲郎が演じる。ボンドガールを浜美枝と若林映子が務めた。アメリカとソ連の宇宙船が軌道から消える事件が発生する。妨害ロケットが日本から発射していると判明し、ボンドは日本へと渡る。ボンドカーにトヨタ2000GTが登場。
トヨタ 2000GT
ミニカー
ポスターアート
Tシャツ
◆2代目 ジョージ・レーゼンビー(1969年)
ショーン・コネリーの跡を引き継ぎ、2代目ジェームズ・ボンドを務めたのはオーストラリア出身のジョージ・レーゼンビー。ヨーロッパ圏外出身の唯一の俳優。『007』シリーズでは1作のみの出演で、レーゼンビーにとって俳優デビュー作でもある。
『女王陛下の007』(1969年)
ジョージ・レーゼンビーがボンド役を演じた唯一の作品。舞台はスイスのアルプス。犯罪組織スペクターを追っていたボンドは、アルプスの秘密基地に潜入する。そこで、細菌を使った恐るべき計画が進行していることを知る。監督は、『ドクター・ノオ』の編集を務めていたピーター・ハント。
◆3代目 ロジャー・ムーア(1973~1985年)
歴代3代目となる“007”を演じたのは、イギリス・ロンドン出身のロジャー・ムーア。46歳でボンド役としてデビューし、12年間でシリーズ7作品に出演した。硬派なイメージにユーモアをプラスしたボンドを作り上げた。
『007/黄金銃を持つ男』(1974年)
香港、タイ・プーケット、シンガポールを舞台にしたシリーズ9作目。黄金の銃を持つ謎の男、殺し屋スカラマンガからボンドのもとに暗殺予告が届く。英国情報部は身の安全をはかるため、一時的にボンドを解任。しかしボンドはスカラマンガと対立するため香港へ向かう。
『007/私を愛したスパイ』(1977年)
シリーズ10作目を記念した作品で、過去作の名場面のオマージュが登場する。イギリスとソ連の原潜が行方不明になる事件が発生する。英国情報部は、ボンドに真相究明を指令。同じ頃、ソ連の女スパイのマニヤ・アマソワも調査を命じられていた。ボンドとマニヤは協力して真相を探る。
『007/美しき獲物たち』(1985年)
ロジャー・ムーアにとって集大成となる作品。地球破壊を狙う実業家ゾリンとジェームズ・ボンドの対決を描く。イギリスが開発した軍事防衛システム用のマイクロチップがKGBに流出。調査を始めたボンドは、その事件に大富豪のゾリンが関与していることに気付く。主題歌をデュラン・デュランが担当した。
ボンドカー
シボレー コルベット
◆4代目 ティモシー・ダルトン(1987~1989年)
イギリス出身のティモシー・ダルトンは、100年以上の歴史を持つ英国王立演劇学校で演技を学ぶ。『007/リビング・デイライツ』『007/消されたライセンス』の2作に出演し、シリアスなボンド像を築き上げた。
『007/リビング・デイライツ』(1987年)
シリーズ25周年目を迎え、第15作目が公開。ソ連のKGB高官コスコフが西側へ亡命を望んでいると知り、護衛を命じられたボンドはチェコへと向かう。無事にイギリスに亡命したコスコフだったが、何者かに連れ去られてしまう。そこには国際武器商人ウィティカーの陰謀が隠されていた。
◆5代目 ピアース・ブロスナン(1995~2002年)
歴代5代目となる“007”を演じたピアース・ブロスナンは、シリーズ4作品に出演。甘いマスクにスマートさが際立つボンドを作り上げた。シリーズ卒業後は、ミュージカル映画『マンマ・ミーア』で歌唱シーンを披露し活躍の幅を広げている。
『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)
イギリスの戦艦が中国領海付近で攻撃を受ける。それは中国によるものではなく世界的メディア王カーヴァーが仕組んだものだった。真相を調査すべくカーヴァー邸に潜入したボンドの目の前に、謎の中国人女性ウェイ・リンが現れる。ボンドガールのウェイ・リンをミシェル・ヨーが務めた。
『007/ダイ・アナザー・デイ』(2003年)
ピアース・ブロスナンがボンド役を務めた最後の作品。シリーズから40周年を迎え第20作となる記念すべき一作となった。北朝鮮のムーン大佐を暗殺したボンドは、敵に捕らえられ14ヶ月にわたり拘束されてしまう。ようやく自由の身になるが、英国諜報部のMは、ボンドが情報を漏らしたと疑い資格を剥奪。ボンドは疑いを晴らすためキューバへと向かう。本作のボンドガールはハル・ベリー。主題歌をマドンナが担当した。
◆6代目 ダニエル・クレイグ(2006~2021年)
ダニエル・クレイグが38歳で6代目ジェームズ・ボンドに抜擢され、シリーズ5作品に出演。これまでのボンド像とは違い、ブロンドの髪に身長が低めであることから当初は批判もあった。しかし鍛え上げられた肉体美とダンディな演技力に評価が一変。クレイグ主演の『007/スカイフォール』は世界興行収入がシリーズ歴代最高となった。
BEING BOND
ダニエル・クレイグ/ジェームズ・ボンド公式本
『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)
“007”になるまでの若きジェームズ・ボンドを描いた作品。英国諜報部MI6の殺しのライセンス“00”(ダブルオー)を取得したボンド。最初の任務として、世界中のテロリストの資金源になっているル・シッフルの活動阻止を命じられる。モンテネグロのカジノにル・シッフルが現れると知ったボンドは現地へと向かう。共演はエヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン。
『007/スカイ・フォール』(2012年)
世界中の散らばっている諜報員たちのリストが奪われてしまう。ボンドは犯人を追いつめる中、長官Mの誤射で橋の上から谷底へ落下。そんな中、リストを奪った犯人が、MI6のオフィスを爆破する事件が起こる。悪役を、『ノーカントリー』のハビエル・バルデムが務めた。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)
ダニエル・クレイグがボンド役を演じた最後の作品。ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を送っていた。ある日、旧友のCIAエージェントのフィリックス・ライターが助けを求めにくる。誘拐された科学者を救出する任務を依頼されるが、それは想像を超えた危険なものだった。主題歌をビリー・アイリッシュが担当した。共演はレア・セドゥ、ラミ・マレック、アナ・デ・アルマスほか。
アストンマーティン
DB5 レゴ
これまでの歴代ボンドを振り返ることで、それぞれの個性とシリーズの進化を改めて感じられる。次期ボンドの発表が待ち遠しい。次期ボンド役の発表とともに、さらに歴代“007”の魅力が再評価されることは間違いない。
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