ヴェネツィア国際映画祭2025注目作10選|ジュリア・ロバーツの新境地からデル・トロ版『フランケンシュタイン』まで

ヴェネツィア国際映画祭2025注目作10選!写真:Courtesy of Netflix; Courtesy of Amazon MGM Studios; Ken Woroner/Netflix
ヴェネツィア国際映画祭2025注目作10選!写真:Courtesy of Netflix; Courtesy of Amazon MGM Studios; Ken Woroner/Netflix
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第82回ヴェネツィア国際映画祭が開幕し、2025年もアカデミー賞の前哨戦として注目される話題作が多数上映される。

米『ハリウッド・リポーター』(THR)の主任映画評論家デヴィッド・ルーニーが、今年の映画祭で上映される作品の中から、特に期待度の高い10作品を厳選した。

1.『After the Hunt(原題)』

映画『After the Hunt(原題)』より 写真:Courtesy of Amazon MGM Studios
映画『After the Hunt(原題)』より 写真:Courtesy of Amazon MGM Studios

監督: ルカ・グァダニーノ
出演: ジュリア・ロバーツ、アイオウ・エディバリー、アンドリュー・ガーフィールド

ルカ・グァダニーノ監督の最新作では、主演のジュリア・ロバーツが最も複雑とされる役柄に挑戦。イェール大学の哲学教授アルマが、教え子による性的暴行告発事件に巻き込まれ、職業倫理と個人的信念の狭間で葛藤する。マイケル・スタールバーグクロエ・セヴィニーも出演し、アンサンブルキャストの演技にも期待が集まる。

2.『Duse(原題)』

監督: ピエトロ・マルチェッロ
出演: ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ノエミ・メルラン

『マーティン・エデン』のピエトロ・マルチェッロ監督最新作。20世紀初頭の伝説的舞台女優エレオノーラ・ドゥーゼの伝記映画で、第一次世界大戦後の激動期における芸術の力と抵抗精神を描く。

3.『Father Mother Sister Brother(原題)』

映画『Father Mother Sister Brother(原題)』より 写真:Vague Notion/Yorick Le Saux
映画『Father Mother Sister Brother(原題)』より 写真:Vague Notion/Yorick Le Saux

監督: ジム・ジャームッシュ
出演: ケイト・ブランシェット、アダム・ドライバー、トム・ウェイツ

カンヌではなくヴェネツィアでの上映を選択したジム・ジャームッシュ監督の話題作。アメリカ北東部、ダブリン、パリを舞台にした3部作構成で、家族関係の複雑さを「憂鬱の糸が織り込まれたコメディ」として描く。ケイト・ブランシェットら豪華キャストにも注目が集まる。

4.『フランケンシュタイン』

映画『フランケンシュタイン』より 写真:Ken Woroner/Netflix
映画『フランケンシュタイン』より 写真:Ken Woroner/Netflix

監督: ギレルモ・デル・トロ
出演: オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ミア・ゴス

ギレルモ・デル・トロがメアリー・シェリーの古典的ゴシック小説を映画化。オスカー・アイザックが科学者ヴィクター・フランケンシュタインを、ジェイコブ・エロルディが怪物を演じる。バニー・ライトソンによるコミック版からインスピレーションを得ており、視覚的にも期待できる。

5.『Ghost Elephants(原題)』

映画『Ghost Elephants(原題)』より 写真:Venice Film Festival
映画『Ghost Elephants(原題)』より 写真:Venice Film Festival

監督: ヴェルナー・ヘルツォーク

『グリズリーマン』で話題を呼んだヴェルナー・ヘルツォーク監督の最新ドキュメンタリー。アンゴラの伝説的な象の群れを追うコイサン族の追跡者たちを通じて、『白鯨』を彷彿とさせる壮大な自然の物語を描く。監督自身が「象たちのファンタジー」と称する意欲作だ。

6.『La grazia(原題)』

映画『La Grazia(原題)』より 写真:Venice Film Festival
映画『La Grazia(原題)』より 写真:Venice Film Festival

監督: パオロ・ソレンティーノ
出演: トニ・セルヴィッロ

『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のパオロ・ソレンティーノ監督が4年ぶりにヴェネツィア・コンペティションに復帰。名優トニ・セルヴィッロが退任間近の架空のイタリア大統領を演じ、権力と歴史の重みを考察する現代的なドラマとなっている。

7.『ハウス・オブ・ダイナマイト』

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』より 写真:Courtesy of Netflix
映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』より 写真:Courtesy of Netflix

監督: キャスリン・ビグロー
出演: イドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソン、ジェイソン・クラーク

8年ぶりとなるキャスリン・ビグロー監督の新作は、アメリカに向けて発射された正体不明のミサイルがホワイトハウスにパニックをもたらす政治アクションスリラー。『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』で見せた緊張感あふれる演出が期待される。

8.『ジェイ・ケリー』

映画『ジェイ・ケリー』より 写真:Courtesy of Netflix
映画『ジェイ・ケリー』より 写真:Courtesy of Netflix

監督: ノア・バームバック
出演: ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー

『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバック監督が3作連続でヴェネツィアに参戦。ジョージ・クルーニーが演じる映画スターとアダム・サンドラー演じるマネージャーのヨーロッパ旅行を通じて、人生の選択と内省を描くほろ苦いコメディドラマ。

9.『No Other Choice(英題)』

映画『No Other Choice(英題)』より 写真:Courtesy of CJ ENM
映画『No Other Choice(英題)』より 写真:Courtesy of CJ ENM

監督: パク・チャヌク
出演: イ・ビョンホン

『お嬢さん』、『別れる決心』で世界的評価を得たパク・チャヌク監督の最新作。ドナルド・E・ウェストレイクの小説『斧』を原作に、リストラされた男の絶望的な就職活動を通じて現代社会の冷酷さを描く。『JSA』以来のイ・ビョンホンとの再タッグも話題となっている。

10.『The Smashing Machine(原題)』

映画『The Smashing Machine(原題)』より 写真:A24
映画『The Smashing Machine(原題)』より 写真:A24

監督: ベニー・サフディ
出演: ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント

『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディ監督が兄ジョシュとの共同監督業を離れ、単独で手がける初の長編作品。元UFCヘビー級チャンピオンのマーク・ケアーの伝記映画で、ドウェイン・ジョンソンが本格的なドラマ演技に挑戦する。

 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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