キアヌ・リーブス、ダイアン・キートンを追悼「唯一無二の存在」――2003年に『恋愛適齢期』で共演

俳優のダイアン・キートンが現地時間10月11日に死去したことを受け、キアヌ・リーブスが追悼の意を表明した。ふたりは2003年のロマンティック・コメディ映画『恋愛適齢期』で共演しており、その縁は20年以上にわたって続いていた。
ニューヨークで開催された自身の新作映画『Good Fortune(原題)』のプレミアイベントに登場したキアヌ・リーブスは、米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じ、ダイアン・キートンとの思い出を次のように語った。
「彼女と一緒に仕事をするという、すばらしい機会に恵まれました。彼女はとても特別な芸術家であり、特別な人でした。唯一無二の存在で、本当に素晴らしいアーティストでした」
ナンシー・マイヤーズ監督による『恋愛適齢期』は、ダイアン・キートン演じる劇作家が、魅力的な若い医師(演:キアヌ・リーブス)と裕福なレコード会社の社長(演:ジャック・ニコルソン)という対照的なふたりの男性の間で揺れ動く物語。本作の演技によって、キートンはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
リーブスとキートンの絆は映画の公開後も続き、2020年のアカデミー賞授賞式ではふたり揃ってプレゼンターとして登場し、再会を果たしている。
また、キアヌ・リーブスのコメントが発表される数時間前には、『恋愛適齢期』のナンシー・マイヤーズ監督も自身のインスタグラムに追悼文を投稿。「私は約40年来の友人を失いました。時には姉妹のように感じることもありました。なぜなら、ともに過ごした時間が本当に特別な経験に満ちていたからです」と悲痛な思いを綴り、「彼女と知り合い、ともに仕事ができたことは、私の人生を変えました。ありがとう、ダイ。あなたがいなくて本当に寂しい」と、親しみを込めた呼びかけで別れを告げた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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