『プレデター：バッドランド』特別映像解禁 ―― シリーズ初！プレデター視点の物語、想像を超える撮影の裏側に迫る

2025年11月7日（金）の世界同時公開を控える『プレデター：バッドランド』より特別映像が解禁され、シリーズ史上最も過酷な撮影環境が明らかになった。1987年の第1作から続く伝説的なSF映画シリーズが、今回初めてプレデターを主人公に据えた新章として生まれ変わる。

▼狩る者から狩られる側へ ――『プレデター：バッドランド』あらすじ

掟を破り最悪の地「バッドランド」へ追放された若きプレデターのデク。『プレデター：バッドランド』では、デクが謎の半身アンドロイド・ティア（演：エル・ファニング）とともに極限のサバイバルに挑む姿を、プレデターの視点から描き出す。

▼雨と泥にまみれた撮影現場が生み出す圧倒的リアリティ

解禁された特別映像は、想像を絶する撮影環境の実態を克明に記録。ダン・トラクテンバーグ監督率いるスタッフたちは、降りしきる雨により地面がぬかるむ中、大型機材を人力で運搬した。監督自身は「待望の雨だ」「できれば毎日降ってほしい」と語り、この過酷な環境こそが作品に不可欠な要素であることを強調。水にぬれた草木やしたたり落ちる雨粒は、情感と不穏さを同時に表現し、観客の緊張感を高める効果を生んでいる。

▼革新的な撮影技術が捉えるプレデターの新章

本作の撮影において特筆すべきは、プレデターの恐ろしい狩猟本能を映像化するために採用された独創的な撮影手法だ。スタッフは岩場の隙間にカメラを設置するだけでなく、木々の間にワイヤーでカメラを吊り下げ、川の流れの中にクレーンを投入するなど、従来のアクション映画では見られない撮影方法を駆使した。

アクションシーンでは何人ものスタッフが協力してワイヤーを操作し、靄がかかる森に木の葉を降らせ、赤く光るソードを手にしたデクの鋭い動きを作り上げた。監督は「このジャンルの映画では見ないような形で高潔さと威厳さを表現」することを目指し、その結果生まれた映像に「想像の遥か上をいく」と自信をみなぎらせている。

『プレデター：バッドランド』特別映像

2025年、“最悪の地”「バッドランド」で幕を開けるのは、『プレデター』シリーズの歴史を塗り替える衝撃の新章。若きプレデター・デクと、正体不明のアンドロイド・ティア――極限世界で交わるふたつの運命が、やがて誰も見たことのない壮大な物語へと加速する。

映画『プレデター：バッドランド』は、2025年11月7日（金）世界同時公開。

記事／和田 萌

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