『ウィキッド 永遠の約束』、世界興収300億円超スタート確実か ―― オズの魔女たち再び!感謝祭興行を席巻へ

『ウィキッド 永遠の約束』より 写真:Giles Keyte/Universal Pictures
『ウィキッド 永遠の約束』より 写真:Giles Keyte/Universal Pictures
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ユニバーサルの新作映画『ウィキッド 永遠の約束』が、低迷する北米ボックスオフィスに劇的な復活をもたらすと確実視されている。現地時間11月21日公開予定の同作は、現地予測によると、北米で1億2000万ドル(約188億4000万円、1ドル=157円換算)超、世界では2億ドル(約314億円)を突破する見込みで、ブロードウェイミュージカル原作映画として史上最高のスタートになる可能性が高い。

『ウィキッド 永遠の約束』はジョン・M・チュウ監督による2部構成映画の後編で、オズの魔女たちの知られざる物語を描く大作。アリアナ・グランデが善の魔女グリンダ、シンシア・エリヴォが西の悪い魔女エルファバを演じる。さらに11月26日にはディズニーの『ズートピア2』が全米公開され、こちらも感謝祭の5日間で1億2500万ドル(約196億2500万円)以上を見込む強力なライバルとなる。

現地時間10月8日から始まった大規模プロモーションにより、『ウィキッド 永遠の約束』の前売券は記録的な売れ行きを見せている。米チケット会社の「ファンダンゴ」において、“PG指定映画で史上最も売れた前売券”となり、初日販売ランキングでも歴代トップ10入りを果たした。さらに先行上映の観客スコアは97%を記録し、昨年の『ウィキッド ふたりの魔女』の96%を上回る驚異的な評価となっている。

ちょうど1年前には、シリーズ第1作『ウィキッド ふたりの魔女』が北米で1億1250万ドル(約176億6250万円)の歴史的オープニングを飾り、最終的に世界興収7億5000万ドル(約1177億5000万円)に到達。ブロードウェイミュージカル映画として、史上最高の記録を樹立した。

ジョン・M・チュウ監督の映画『ウィキッド』シリーズは、ウィニー・ホルツマンによる舞台脚本、グレゴリー・マグワイアのベストセラー小説を原作とし、ジョン・パウエルとスティーヴン・シュワルツが音楽を担当している。

日本では2026年3月に公開予定の『ウィキッド 永遠の約束』では、悪名を着せられ追放されたエルファバが、欺瞞に満ちたオズの魔法使い(演:ジェフ・ゴールドブラム)の正体を暴こうとする。一方、グリンダはエメラルドシティの宮殿で“善の象徴”として君臨している。しかし、オズ全土を揺るがす陰謀が明かされる中、疎遠になったふたりはかつての絆を取り戻し、運命を共に切り開いていくことになる。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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