ケヴィン・スペイシー、新たに3件の性的暴行民事訴訟に直面 ―― 2026年審理予定

ケヴィン・スペイシー=2025年のヴェネツィア国際映画祭にて 写真:Courtesy of Getty Images
ケヴィン・スペイシー=2025年のヴェネツィア国際映画祭にて 写真:Courtesy of Getty Images
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俳優のケヴィン・スペイシーが、新たに3件の性的暴行に関する民事訴訟に直面することが明らかになった。BBCによると、これらの訴訟は2000年から2013年にかけて、スペイシーがそれぞれ異なる男性に対して行ったとされる性的暴行に関するものであるという。裁判の暫定日程は2026年10月12日とされているが、3件をまとめて審理するか、個別に行うかはまだ決まっていない。

ケヴィン・スペイシーは、2004年から2013年までロンドンのオールド・ヴィック劇場の芸術監督を務めていた。これまでの訴訟については一貫して否定しており、今回の3件のうち2件はすでに否認している。残り1件については、まだ裁判所に答弁書を提出していない。

1人目の男性は、2000年から2005年にかけてケヴィン・スペイシーから意図的に性的暴行を受けたと主張している。2人目の男性は、2008年の暴行により精神的なダメージや経済的損失を被ったと訴えている。この男性は2022年に訴訟を起こしたが、刑事告発が行われたため一時停止していた。なお、2023年7月のロンドン刑事裁判では、スペイシーは9件の性的犯罪で無罪判決を受けている。

3人目の男性、ルアリ・キャノンは匿名権を放棄しており、2024年放送のドキュメンタリー『Spacey Unmasked』にも出演した。キャノンは2013年にオールド・ヴィックで上演された『青春の甘き小鳥』の公演後、パーティでケヴィン・スペイシーから性的暴行を受けたと主張している。スペイシーは、この主張を「ばかげており、事実ではない」と否定している。

ケヴィン・スペイシーはドキュメンタリー公開後、X(旧Twitter)で「すべての告発は精査の結果失敗し、無罪が確定している」とコメントしている。過去に「手が出過ぎたことはある」と認めつつも、「誰かを性的に触ったことはない」と強調している。

また、ケヴィン・スペイシーは最近のインタビューで、過去7年間の法的費用により自宅も失ったと明かした。しかし、復帰への意欲も示しており、「非常に影響力のある人物たちが私を再び仕事に戻したいと言っている。適切な時期に実現する」と述べた。「もしマーティン・スコセッシクエンティン・タランティーノがマネージャーに電話をかければ、それで全てが決まる」と自信を見せている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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