トム・クルーズ、LAで『国宝』の特別上映会を主催!―― 渡辺謙を絶賛、李相日監督と固い握手を交わす「非常に特別な映画」
俳優のトム・クルーズが現地時間12月11日、米ロサンゼルスのカルバーシアターにて大ヒット映画『国宝』の特別上映会を主催した。上映会には李相日監督も登壇し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選出されている『国宝』をアメリカの観客にお披露目した。
▼トム・クルーズ、スピーチで『国宝』を激賞
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— Navy (@TomCruiseNavy) December 12, 2025
映画の上映前には、トム・クルーズが「本当に並外れた作品です。大スクリーンで観るべき、非常に特別な映画ですよ」と熱弁。そして、「類まれなる才能をもった監督を紹介します」と呼びかけると李相日監督が姿を現し、クルーズと固い握手を交わした。

その後、トム・クルーズはかつて『ラスト サムライ』(2003)で共演を果たし、『国宝』に歌舞伎の看板役者・花井半二郎役で出演している渡辺謙について、「彼は、すばらしい俳優です。非常に才能があり、とても寛大な方です」と絶賛した。
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さらに、「僕は日本に何度も足を運んでいて、国の歴史についても学んでいます。歌舞伎の劇場にも訪れました」と続け、クルーズは観客に向けて次のように語りかけた。
「『国宝』の内容についてネタバレはしません。とにかく僕が伝えたいのは、李相日監督にはすばらしい才能があり、観客の皆さんは今から渡辺謙さんの圧巻の演技を目の当たりにするということです。本作に出演する俳優は、一人ひとりが際立っています。製作者の方々は、歌舞伎というすばらしい芸術の世界へと誘う本作のために、4年かけて準備をしました。渡辺謙さんは、この役のために非常に長い間準備をされています。僕自身は、『ラスト サムライ』のために2年を費やしました。そして、ヒロ(真田広之)さんや渡辺謙さんと数か月間ともに過ごしたんです。でも『国宝』の出演者の方々は、役のために18か月間かけて準備されました。本当に優れた日本の若手俳優の方々の演技に、目を見張ることでしょう」
▼実写邦画歴代トップ、社会現象となった『国宝』

吉田修一原作の映画『国宝』は、上方歌舞伎の名門に迎えられた任侠の血を引く青年・喜久雄(演:吉沢亮)と、華麗なる血筋を継ぎ、将来を約束された御曹司・俊介(演:横浜流星)がライバルとして火花を散らし、互いの芸を磨き合いながら、それぞれの人生を劇的に変化させていくさまを描いた物語。日本では2025年6月6日に公開され、11月24日までに興収173億7,739万4,500円を突破し、実写邦画の歴代興収1位にランクインする大快挙を達成した。
記事/和田 萌

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