『木挽町のあだ討ち』初日舞台挨拶、主演の柄本佑が自信「時代劇というジャンルを超えた映画」
直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子の小説を映画化した『木挽町のあだ討ち』が2月27日(金)、全国348館で封切られた。
主演の柄本佑は渡辺謙、なにわ男子の長尾謙杜、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、イモトアヤコと源孝志監督とともに東京・TOHOシネマズ日本橋で初日舞台挨拶。「新しい時代劇を見て驚いたでしょ。時代劇というジャンルを超えて、本当に楽しい映画になったと思う。皆さんはすでに(作品を体験した)こちら側なので、この映画を成長させてほしい」とアピールした。
江戸の芝居小屋「森田屋」で起き、語り草となったあだ討ち事件から1年後、首謀者の縁者と名乗る小藩の侍が聞き込みを重ねて真相に迫っていくミステリー。渡辺は「初日は大事に育ててきた映画の卒業式だといつも思っている。社会に飛び出したものを見届ける最初の一人になってくれてうれしく思う」と観客に感謝した。
さらに、「自身も『国宝』に出演していますが、最近は重厚感のある映画が評価される時代の中で、スカッと(した気持ちで)劇場を出られる映画は久しぶり」と、作品のオリジナリティを強調。柄本も、「見ていただいた方の感想を読むと、『時代劇と思って緊張したけれど、楽しめてハードルが下がった』という声もあって、とてもうれしい気持ちになった」と笑みを浮かべた。
あだ討ちを成し遂げる役どころの長尾は、初めての立ち回りにも挑戦し「今日は人生にとってキーになる日になるのかな」と感慨深げ。そのシーンでの女形の姿が公式SNSで大反響を呼び、「たくさんの『いいね』をいただきました。きれいにして良かった。僕はこの映画のヒロインだと思っています」と胸を張った。
源監督は、長尾のファンを中心に女性客が多い会場を見渡し「東映の映画にはまったくふさわしくない」とジョーク。それでも、「東映は時代劇で黄金時代を築き、私も興奮した1人。その後継を果たすような作品にしたいとスタッフにも言ったし、出演者の皆も意をくんでくれた。皆が主役で、僕は『森田屋アベンジャーズ』と呼んでいる」と称えた。
この日は公開を祝い、鏡抜きも行われた。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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