トム・クルーズはなぜ「伝説」なのか?スピルバーグも絶賛する仕事術
スティーヴン・スピルバーグ監督が、映画『マイノリティ・リポート』や『宇宙戦争』でタッグを組んだトム・クルーズとの仕事の裏側を明かした。
▼トム・クルーズとスピルバーグの現場習慣

米テキサス州オースティンで開催されたカルチャーの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」での基調講演に登壇したスティーヴン・スピルバーグ監督は、トム・クルーズを「極めて協調性が高く、映画製作に深くコミットする人」と評価。続けて、クルーズの徹底した仕事観が浮かび上がるエピソードを披露した。
「トム・クルーズは、私が撮影現場に着く時間には毎朝姿を見せていました。私はスタッフが来る前に現場入りし、朝の6時半には現場にいることもあるんです。『マイノリティ・リポート』でも『宇宙戦争』でも、トムは私と同じ時間に現場に入ることを譲りませんでした。そうして、トムと私でその日一日の計画を練るのです。私にとって非常に助けになりましたね」
▼限界を押し広げるトム・クルーズの姿勢

現在63歳のレジェンド俳優、トム・クルーズの徹底した自己研鑽は、業界内でも広く知られる。
ピアノやダンスにとどまらず、パラシュート降下や航空機の操縦など、高度な技術を習得し続けているのもその一例だ。『ミッション:インポッシブル』シリーズでタッグを組むクリストファー・マッカリー監督は、米『People』に対し、トム・クルーズについて「撮影、演技、操縦を同時にこなす存在」と語り、その多面的な能力を高く評価している。
トム・クルーズは、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の撮影で、燃えるパラシュートでの降下スタントを自ら敢行。高度約2,286メートルからの降下を16回繰り返し、「燃えるパラシュートから最多降下した個人」としてギネス世界記録に認定された。極限状態の中でも精密な判断が求められるこのスタントは、クルーズの徹底した準備と実行力を象徴するものといえる。
▼若手俳優へのサポートも徹底

さらに、トム・クルーズの熱心な仕事ぶりは、自身のパフォーマンスにとどまらない。『トップガン マーヴェリック』では共同製作としても関わり、若手キャストのためにトレーニングプログラムを設計。段階的にスキルを習得できる環境を整えた。
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督は、トム・クルーズが自身の経験を踏まえた指導を行っていたと証言。また、共演したグレン・パウエルも、クルーズの人柄を「勤勉で寛大、常に周囲を支える存在」と称賛している。
記事/和田 萌

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