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『八日目の蟬』などで知られる成島出監督が肺がんのため65歳で死去 役所広司も追悼

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『八日目の蟬』などで知られる成島出監督が肺がんのため65歳で死去 役所広司も追悼
成島出監督 写真:株式会社アンカット 公式HPより
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映画『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』などで知られる成島出監督が8月24日、肺がんのため都内の病院で死去した。65歳。山梨県出身。28日、所属事務所の神宮前プロデュースが発表した。葬儀は故人の遺志により家族葬で済ませた。お別れの会の予定もない。

▼『八日目の蟬』の成島出監督が65歳で死去

成島監督は、駒澤大学時代に映画サークルで自主制作を始め、86年『みどり女』がぴあフィルムフェスティバルに入選し、審査員だった長谷川和彦監督に「映画監督になれ」と言われ師事。その後、相米慎二、平山秀幸らの助監督を務め、94年『大阪極道戦争 しのいだれ』の脚本を手がけた。

2003年、役所広司と柄本明のダブル主演作『油断大敵』で監督デビューし、藤本賞新人賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞などを受賞。12年、角田光代の小説を映画化した『八日目の蟬』では日本アカデミー賞の自身の監督賞も含め作品賞、主演女優賞(井上真央)、助演女優賞(永作博美)など10部門で最優秀賞に輝いた。

成島出監督作『いのちの停車場』ポスター
成島出監督作『いのちの停車場』ポスター

その後も、佐藤浩市主演『草原の椅子』(2013)、吉永小百合主演の『ふしぎな岬の物語』(2014)、『いのちの停車場』(2021)などの話題作を輩出。2017年にがんを公表しながら、体調を見ながら仕事を続け、映画製作への意欲を燃やし続けた。

▼役所広司と所属事務所が寄せたお悔やみのコメント

『油断大敵』、『連合艦隊司令長官 山本五十六』などに主演した役所広司は、「誠実で信頼できるすばらしい人でした。7月半ばに、今年の酷暑について手紙でやり取りしました。元気そうな手紙の内容で少し安心していました。映画愛に満ちた人で、恐らくまだまだ撮りたい作品があったと思います。日本映画界はかけがえのない才能を失いました。とても残念で悲しいです」と追悼した。

所属事務所は「成島が遺した作品や活動を長く愛し、支えてくださったファンの皆さま、出演者、関係者の皆さまにはこれまでのたくさんの応援や温かいお付き合いに、心より深く感謝申し上げます。成島が情熱を注いだ作品とその思いを今後も大切に守り伝えていく所存です」としている。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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