中国で『天空の城ラピュタ』を再上映へ 日本のアニメーション作品のリバイバル公開ブームが到来中
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中国に、あのジブリの名作が帰ってくる。1986年公開の宮崎駿監督『天空の城ラピュタ』だ。当時、今作は中国国内で劇場公開がされなかった。それから時を経て北京の検閲に通ったことにより、今年6月1日の公開が決定したのである。
宮崎作品は中国で広く愛されているものの、かつては海賊版DVDやダウンロードが唯一の鑑賞方法だった。そして最近になって初めて、スタジオジブリが中国のシネコンにこれまでの作品を届けるようになったのである。
2018年には『となりのトトロ』を公開、約26億円の興行収入を得た。さらに、翌2019年は『千と千尋の神隠し』が公開され、「トトロ」を上回る約69億円もの大ヒットを記録した。
『天空の城ラピュタ』は、数々の宮崎作品の中でもカルト的人気を誇っている。近年、日本のアニメ作品は中国を含め世界中で大きな市場を占めている。“宮崎駿監督の後継者”とも言われている新海誠監督の作品も、『君の名は。』を筆頭に大きな成功を収めている。先月ベルリン国際映画祭でプレミアされた最新作『すずめの戸締り』は、中国で3月24日に公開される予定だ。
オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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