『バービー』の北米興収が「アナ雪2」超え グレタ・ガーウィグが女性監督として歴代最高記録を樹立

『バービー』より 写真:©DALE ROBINETTE/WARNER BOS./COURTESY EVERETT COLLECTION; STUART C. WILSON/GETTY IMAGES

グレタ・ガーウィグ監督『バービー』が、またもや新たな記録を打ち立てた。同作の北米興収が『アナと雪の女王2』(ジェニファー・リー&クリス・バック監督)を超えたことで、ガーウィグは米国内で最も興行収入を稼いだ女性監督となった。

2019年の「アナ雪2」は北米興収4.77億ドルを記録したが、『バービー』は11日の時点で5億ドルを突破。アメリカで興収5億ドルを獲得した20番目の作品となった。

さらに世界興収においても、ガーウィグは女性監督として実写作品の歴代最高記録を叩き出すとみられる。これまでのトップは、アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督『キャプテン・マーベル』(2019)で、世界興収11.3億ドルを稼いだ。一方『バービー』は10日の時点で11.1億ドルを記録、翌日には『キャプテン・マーベル』を堂々と追い越すだろう。

北米興収1.62億ドル(女性監督作品の最高北米オープニング興収)でスタートして以来、『バービー』は次々と記録を樹立している。過去には、パティ・ジェンキンス監督『ワンダーウーマン』(2017)は北米興収4.13億ドル、『キャプテン・マーベル』は4.26億ドルを最終的に獲得した。

公開17日目で、単独女性監督作品(実写)として史上初めて世界興収10億ドルの壁を破った『バービー』。果たして「アナ雪2」の世界興収14.3億ドルを超えて、実写・アニメ問わず女性監督の歴代最高世界興収作品となり得るだろうか。『バービー』は公開4週目(11~13日)でも興収ランキング1位を保つと予想されており、専門家はこのままのペースを保てば大いに可能性があるとしている。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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