ブラッドリー・クーパー、ソフィア・コッポラ、マーティン・スコセッシ監督作をロンドン映画祭で上映へ
第67回BFIロンドン映画祭が31日、“Headline Galas”・“Special Presentations”の上映予定作を公開し、今年のラインナップが出揃った。
“Headline Galas”には、ジェームズ・サミュエル監督『The Book of Clarence』、ブラッドリー・クーパー監督『マエストロ: その音楽と愛と』がラインナップ入り。“ Special Presentations”では、宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』、リチャード・リンクレイター監督『Hit Man』、ソフィア・コッポラ監督『Priscilla』が上映される。
その他、マーティン・スコセッシ、ヨルゴス・ランティモス、サリー・エル・ホサイニ、濱口竜介、是枝裕和、ラジ・リら大物監督がロンドン映画祭にカムバックを果たす。
プログラムは世界92か国から集まった“心に刺さる多様な”作品で構成され、“全体の39%にあたる99作品が女性・ノンバイナリーの制作者によって生み出された”という。開催期間は10月4~15日。29作品のワールドプレミア、7作品のインターナショナルプレミア、30作品のヨーロッパプレミアを予定している。
映画祭ディレクター、クリスティ・マシソン氏は以下のようにコメントした。「準備段階の時点で、私たちは芸術性や才能ある人々に絶え間なく鼓舞されてきました」「今、極めて優れた作品群を共有するときが来ました。10月に観客の皆さんに体験していただけることを心待ちにしています」
CEOのベン・ロバーツ氏も「映画は今、世界中で対話を生む文化的な原動力としてのステータスを取り戻しています。きっと、今回の広範なラインアップを通して力強く響き渡ることでしょう。イギリスの長編デビュー作から世界中の新作まで、生き生きとした体験をシェアできるのを楽しみにしています」と伝えた。
以下、第67回BFIロンドン映画祭の“Headline Galas”・“Special Presentations”のリスト
Headline Galas ()内は監督
Opening Night Gala – 『Saltburn』 (エメラルド・フェネル)
Closing Night Gala – 『The Kitchen』 (Kibwe Tavares, ダニエル・カルーヤ)
American Express Gala – 『One Life』 (ジェームズ・ホーズ)
The Mayor of London’s Gala – 『Chicken Run: Dawn of the Nugget』 (サム・フェル)
Cunard Gala – 『The Holdovers』 (USA, アレクサンダー・ペイン)
『All of Us Strangers』 (アンドリュー・ヘイ)
『The Bikeriders』 (ジェフ・ニコルズ)
『The Book of Clarence』 (ジェームズ・サミュエル)
『The Killer』 (デイヴィッド・フィンチャー)
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 (マーティン・スコセッシ)
『マエストロ: その音楽と愛と』 (ブラッドリー・クーパー)
『May December』 (トッド・ヘインズ)
『ナイアド その決意は海を越える』(エリザベス・チャイ・バサヒリイー, ジミー・チン)
『哀れなるものたち』 (ヨルゴス・ランティモス)
Special Presentations
BFI Patron’s Special Presentation – 『The End We Start From』 (マヘリア・ベロ)
Series Special Presentation – 『Grime Kids』 (Abdou Cisse)
BFI Flare Special Presentation – 『Housekeeping for Beginners』(ゴラン・ストレフスキ)
『君たちはどう生きるか』 (宮崎駿)
『Cobweb』 (キム・ジウン)
『Fallen Leaves』 (アキ・カウリスマキ)
『Foe』 (ガース・デイヴィス)
『Hit Man』 (リチャード・リンクレイター)
『Les Indésirables』 (ラジ・リ)
『Memory』 (ミシェル・フランコ)
『Occupied City』 (スティーヴ・マックィーン)
『Priscilla』 (ソフィア・コッポラ)
『The Zone of Interest』 (ジョナサン・グレイザー)
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。