岡田将生、映画「ゆとりですがなにか」で松坂桃李、柳楽優弥と7年ぶり共演「僕たちの仲の良さが映っています」
映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」の完成披露試写会が19日、TOKYO DOME CITY HALLで行われた。
2016年に日本テレビで放送された、宮藤官九郎のオリジナル脚本による連続ドラマの映画化。主演の岡田将生をはじめ松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、吉田鋼太郎のドラマからのレギュラー陣、映画版に登場の木南晴夏、吉原光夫と水田伸生監督が舞台挨拶に登壇した。
ゆとり世代と呼ばれた岡田演じる坂間正和らが30代半ばとなり、新たな岐路に立たされる物語。働き方改革、コンプライアンス、多様性など現代の諸問題を取り入れた社会派コメディだ。
岡田は、「こんなに時間が空いてちょっと不安もあったけれど、撮影では2人に支えられて芝居をするとこれが『ゆとり』だと感じた。ファンの皆さんも待っていてくれるんじゃないかと思えた」という。「僕たちの仲の良さがスクリーンに映っています。僕たちはこの作品を愛しています」と胸を張った。
松坂も、「いい意味で変わらない空気、安心感といい緊張感があった」と笑顔。柳楽は約1600人の観客に向け、「7年たって再会して、これだけの方に届けられる幸せをより実感しています」と感慨深げに話した。
だが、吉田は自身の出演が少ないことに不満たらたら。「宮藤の脚本は俺をないがしろにしている。俺はいらねえんだな」とぶちまけ、岡田らがなだめる一幕もあった。
また、岡田が吉原の風貌を見て「テントだよね?」と、18日に最終回を迎えたTBSドラマ「VIVANT」のテロ組織を引き合いに出し、さらに同作に出演した松坂にも「別班だ」と役どころを投げかける天然発言。松坂も苦笑しつつ、「(VIVANTが)終わったか終わっていないか分からないよ」と意味深発言で応酬するなど、他局が制作した作品の話題をも包み込む和やかな雰囲気で、会場の笑いを誘っていた。
「ゆとりですがなにか インターナショナル」は、10月13日から全国で封切られる。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元