松たか子、「アナと雪の女王」のエルサらディズニープリンセスから「一歩を踏み出す勇気」を学ぶ

女優の松たか子と声優の山寺宏一が24日、ディズニー創立100周年を記念した特別上映「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」の東京・新宿ピカデリーで行われた開幕直前イベントにゲスト出演した。

松は2014年「アナと雪の女王」でエルサの日本語吹き替えを担当。20年のアカデミー賞では、世界のエルサ役の声優たちと「アナと雪の女王2」の「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌唱し、大きな話題を呼んだ。「世界のエルサたちは皆明るく前向きで、パワフルで素敵な女性たちでした。楽しかった」と思い出を語った。

一方の山寺はドナルドダックをはじめ、「アラジン」のジーニー、「リロ&スティッチ」のスティッチなど数多くのキャラクターに命を吹き込んでおり「主に青系のキャラクターを担当しています」と挨拶。登壇の前にはミッキーマウスとミニーマウスが会場を盛り上げていたため、「ドナルドとしては、ちょっと嫉妬もしています」と話し笑わせた。

ディズニーアニメーションの魅力について、松は「見た人が『ワーッ』となる気持ちを呼び起こしてくれる魔法のよう」と独特の表現で回答。山寺は、「年齢、国も関係なく人類皆が楽しめる。そして圧倒的なクオリティ。ストーリー、ユーモア、メッセージ性も含め、テクノロジーも凄いけれど人が作っている温かみもある。日本でもいっぱいアニメーションが作られているが、ディズニーがあるから負けないように切磋琢磨している。常にトップにいるのはディズニー」と力説した。

好きなセリフを聞かれると、松は「アナと雪の女王」のオラフの「愛っていうのは自分より人のことを大切に思うことだ」を挙げ、「雪だるまちゃん(オラフ)に本質的なことを言われると、大人でも素直に聞ける優しい言葉」と笑顔。山寺はジーニーの「どんな魔法でもどんな宝物も自由には敵わない」をピックアップし、「自分も心を規制して凝り固まってしまうこともある。もっと自由でいいじゃんと思わせてくれるんです」と明かした。

そして、松が「ディズニーのプリンセスは、孤独で心に何かを抱え闘っている人が多い。でも、皆が一歩を踏み出す勇気を持っている。扉は開けるんだということを学んでいます」と感謝。山寺も、「これからもディズニーは平和の象徴であってほしい。争っている場合じゃないと伝える力がエンタメにはあると本気で感じています」と期待した。

「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」は10月の土・日曜日に全国100館で開催。上映作品は「アナと雪の女王」「ベイマックス」「シンデレラ」「モアナと伝説の海」「リトル・マーメイド」「ズートピア」「塔の上のラプンツェル」「ファンタジア」の8本。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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