「怪物の木こり」日本初披露、亀梨和也「表面の奥にあるメッセージを感じ取って」
KAT-TUNの亀梨和也が主演の「怪物の木こり」が31日、第36回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門でジャパンプレミアとして上映された。スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭でのワールドプレミアに続く日本初披露。亀梨は共演の菜々緒、吉岡里帆、染谷将太、中村獅童、三池崇史監督と舞台挨拶に立ち「皆さんが第1号。ドキドキワクワクしています」と期待に胸を高鳴らせた。
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介氏の同名小説が原作で、連続殺人鬼に狙われたサイコパスの弁護士による熾烈な攻防を描くサスペンス。亀梨は、「情報はあまり入れない方がいいが、最初に感じ取ったものを大切にして。ピュアな感覚で楽しんで、表面の奥にあるメッセージを感じ取ってほしい」と意味深にアピールした。
事件を追う刑事役の菜々緒とは3度目の共演となり、「安心感があって、現場で多くを語らずともあうんの呼吸で芝居を構築できて凄く楽しかった」と満足げ。対する菜々緒が、「本当に多才で、アーティストとしてもキャスターとしても、どこまで進化して何になっていくんだろう」と疑問を投げかけると、「僕にもまだ分かりません。でも今年に入ってインスタグラムも始めましたし、YouTubeも始めました」とちゃっかりPRし笑わせた。
三池監督は、「演じる人たちが個人の思い、目的をそれぞれ持ってくれていたので、順調に進んだ作品だった」と自信ありげ。定評のあるバイオレンス描写に関しては、亀梨が「苦手な人もいると思うけれど、監督がたくさんの人に見てほしいということで凄くきれいに撮ってくださった」と指南した。
公開は12月1日。亀梨は「2回目はまた違った景色が見られると思う」と呼びかけた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元