グッチ主催「2023 LACMA アート+フィルム ガラ」にL・ディカプリオ、B・ピット、BLACKPINKのロゼら豪華スターが集結

A・ロッキー、J・カマー、S・D・サルノ、J・ガーナー、E・ペイジ、4日 写真: ©STEFANIE KEENAN/GETTY IMAGES

4日夜、グッチ主催のパーティー「2023 LACMA アート+フィルム ガラ」が開催された。数百人のゲストの中には、レオナルド・ディカプリオ、キム・カーダシアン、ブラッド・ピット、エイサップ・ロッキー、BLACKPINKのロゼ、ビリー・アイリッシュ、キアヌ・リーヴス、アンドリュー・ガーフィールド、ジェシカ・チャステイン、ペドロ・パスカルらの姿が見られた。

ディカプリオとエヴァ・チャウが共同会長を務める年に1回の「アート+フィルム ガラ」は、ビジュアルアーティストと映画監督を称え、映画とファインアートの世界を結びつける。今年の受賞者には、最新作『ザ・キラー』の監督デイヴィッド・フィンチャーと、世界最長のアート作品の1つ「グレート・ウォール・オブ・ロサンゼルス」で知られるアーティスト・活動家のジュディ・バカが選ばれた。

L・ディカプリオとL・グラッドストーン ©BILLY FARRELL/BFA.COM

米ハリウッド・リポーターは、ジョディ・ターナー=スミスがキンタ・ブランソン、オデッサ・アジオン、アイリッシュと一緒にいる姿をキャッチ。サルマ・ハエックとグッチの親会社・ケリングのオーナーで夫のフランソワ=アンリ・ピノーは、ジェシカ・チャステインと同席。グッチの新クリエイティブディレクター、サバト・デ・サルノは、ジュリア・ガーナー、エリオット・ペイジ、ハイディ・クルムやジョディ・カマーなど全員と交流を深めていた。

A・ガーフィールド、D・E・ジョーンズ、J・カマー ©STEFANIE KEENAN/GETTY IMAGES

話題の中心は、現在進行中の全米俳優組合(SAG-AFTRA)ストライキが解決に向かうかどうかだった。ピットに紹介されたフィンチャーは「最高に才能のある人々を仕事に戻さなければならない。直ちにね」とスピーチで切り出した。

ピットは、撮影時のフィンチャーの厳格な基準についてジョークを飛ばした。「撮影では、こんなことが言われるでしょう。『みんなが生きる気をなくす前に、今撮ろう』『よし、ピンぼけバージョンができた。今度はピントが合っているものを試してみよう』『あれは私のせいではない』そして個人的に好きなのは、『羽を伸ばしてもらいたいところだが、土曜と日曜はそのためにある』です」

そして、以下のように監督を褒め称えた。「彼と仕事をすれば、卓越性がどんなものかを知ることができる。彼の作品群は、常に私たちの安心感を挑発してきました。『世の中でチェーンソーのジャグリングをしないなら、自分自身を傷つけることになる』と彼は言っています」

受賞者のD・フィンチャーとJ・バカ ©PRESLEY ANN/GETTY IMAGES

フィンチャーは自身のスピーチで、アーティストになるという夢を諦め、監督の道に進んだことについて以下のように語った。「監督業を芸術的だと思ったことは一度もないはず。何せ、日々を乗り切るだけで数多の本物のアーティストを必要としたから」「LAの砂漠は何世代もの映画職人の汗と涙を吸収してきた。自分の技術を生得的に理解し、巧みなスタイルを持ち、叙情的な洞察力と綿密なソリューションに長けた人々だ」

そして、映画の低迷状態に関するマーティン・スコセッシの最近の発言に反論するかのように、フィンチャーはこう続けた。「映画は死んでいないと主張したい。人間は3万年以上も絵を描いてきたが、映画というブロックで遊んだのはまだ100年ちょっと。寝返りを打ったりするのがやっとで、ハイハイすらまだの状態。真の映画は、音響やストリーミングの到来で衰退しなかった。映画は進化を続けていくが、私たちがそれを押し進め、その効果や価値を疑うことを逡巡しないようにしなければならない」

J・ロペス、E・チャウ共同会長、イ・ジョンジェ ©PHILLIP FARAONE/GETTY IMAGES

バカを紹介したエヴァ・ロンゴリアは、「ジュディは街全体のコミュニティーと協力し、むき出しの壁を過去と現在の人々を表す美しいモニュメントに変えていきました」と賛辞を送った。そして「ジュディは、画廊でしか見られないようなアートは作りたくなかった。実際、彼女は『私がLACMAにいるなんて信じられる?私のアートの存在意義は、これと闘うことだった』と言いました。だからこそ、ジュディは人々が楽しめるよう沢山の壁画を描いてきました。アートの力や、人々の物語を取り上げるための公共スペースの可能性を理解していたのです。彼女は、社会変革・正義のための創作を望んでいました」と付け加えた。

バカは400人以上の若者たちとともに「グレート・ウォール・オブ・ロサンゼルス」を制作、これまで取り上げられてこなかったコミュニティーの目線から街の歴史を伝えている。栄誉に輝いたバカは「私は人生の半分以上をかけて、若者たちと一緒に灼熱の太陽が見下ろすロサンゼルス川で、かつて川が流れていた傷跡に入れ墨し、姿を消した人々の物語を語りました」と振り返った。バカは現在、500万ドルの助成金で「グレート~」を1マイル(約1.6km)拡大する計画を立てている。

“Gucci Ancora Notte”コレクションを披露するモデルたち ©MICHAEL KOVAC/GETTY IMAGES

また今年1月からメゾンに加わり、9月にミラノで初コレクションを発表したデ・サルノにとっても重要な瞬間となった。「アート+フィルム ガラ」で、同デザイナーはグッチ初のイブニングウェア・コレクション“Gucci Ancora Notte”を発表。イベントでは、マリアカルラ・ボスコーノ、ヴィットリア・チェレッティ、アビー・リーら多数のモデルによって着用された。

パフォーマーのレニー・クラヴィッツ ©MICHAEL KOVAC/GETTY IMAGES

ディナーの後、ベン・アフレックとともに出席したジェニファー・ロペスがパフォーマーのレニー・クラヴィッツを紹介した。

A・デュヴァーネイとN・ナッシュ ©EMMA MCINTYRE/GETTY IMAGES FOR LACMA

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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