「大泉洋史上最高にカッコいい」時代劇映画『室町無頼』製作を発表、「素晴らしい映画になる」と自信

「室町無頼」製作発表
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俳優の大泉洋が主演する時代劇映画『室町無頼』の製作発表が11日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた。

大泉は共演するなにわ男子の長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠監督とともに出席。「素晴らしい映画になると思うのでワクワクするし、見ていただくのが楽しみ」と自信のほどを語った。

直木賞作家の垣根涼介氏の同名小説が原作で、室町時代に実在した地侍の蓮田兵衛が主人公。応仁の乱の直前に無敵の棒術を身に着けた才蔵(長尾)ら農民、地侍を率いて徳政一揆の指導者となり、倒幕を目指すアクションエンタテインメントだ。

大泉は脚本を読み、「非常に痛快で、スケールがでかい。室町時代ではあるが、どこか閉塞感のある感じは現代に通じる。これで心が躍らない俳優はいないのではないか」と魅せられた。アウトローのヒーローを演じるため、昨夏に木刀の素振り100回から殺陣の稽古を積み重ねて、10月から約3カ月の撮影に臨んだ。

だが、「やってみたら思いのほか人力でやるんだなと。けっこうCGでやってくれるかなと思っていたので、もうちょっと工夫がないのかなあと思うくらい大変だった」と苦笑いで述懐。

作品資料には「大泉洋史上最高にカッコいい男」というコピーがあるが、「大体がカッコ悪い役だったので、すぐそうなっちゃう。僕史上と言われてもどうでもいい」とそっけなかった。

それでも、「蓮田兵衛は歴史上1行しか名前が出てこないが、男が憧れる、一見ダメに見えて信念を持って命がけで時代を変えようと立ち向かっていく、分かりやすくカッコいい人。できれば、ずっと蓮田兵衛を演じていたい。もうほかの役はやりたくない。あとは歌手で生活していく」と言い切るほどのめり込んだ。

兵衛と行動を共にする才蔵役の長尾は、「凄くたくさんの新しいことに挑戦した。映画の中では兵衛に磨きをかけていただき、大泉さんにも磨きをかけていただいて人として成長できた」と座長に感謝した。

だが、大泉は「彼は本当に凄い。ほとんど長尾くんの成長の物語だからね。東映はしたり顔で、大泉史上最高って言うけれど、途中から腹がたってきた」と大泉節でボヤき、会場の笑いを誘った。

『室町無頼』は2025年1月17日に全国で公開される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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