クリストファー・ノーラン監督、「ホラー映画を撮りたい」と明かす
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大ヒット映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が、ホラー映画を撮りたいという意思について明かした。
ノーランは15日、英「British Film Institute」のトークイベントに出席し、ホラーに惹かれる理由について「非常に映画的な仕掛けに左右されるから」と切り出した。
「肝心なのは、物事に対して本能的な反応を引き起こすこと。一方で、本当に優れたホラー映画には卓越したアイデアが必要です。それはとても稀なものなので、まだうってつけの物語は見つかっていません」
「映画的な観点からみると、凄く興味深いジャンルですよね。それに、ホラーは陰鬱さや曖昧さをふんだんに包含した稀有なジャンルの1つ。ハリウッドが通常なら映画に取り入れたがらない性質を沢山有していて、ホラーではそれが許されてしまうのです」
さらにノーランは、今年のアカデミー賞作品賞にノミネートされている『オッペンハイマー』にも、「ホラー的な要素がある」と指摘した。
「“ホラー的な要素”は本作の主題にふさわしいと思います。中盤はケイパー映画から大きな影響を受けていて、第3幕は法廷ドラマ仕立てです。なぜなら、この2つは人間同士のやり取りに緊張感が備わっていて、観客の興味を引けるメジャーなジャンルだからです」
「それこそ、ジャンルの面白いところですね。違ったタイプの映画では許されないような、様々な分野を試すことができるのです」
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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