カンヌ映画祭・批評家週間 2024 ラインナップ発表!
2024年開催のカンヌ国際映画祭「批評家週間」の出品作が発表された。
今年のオープニング作品には、フランス人監督、ジョナタン・ミレーの長編デビュー作『Ghost Trail』が選出。アダム・ベッサ主演の本作は、感覚的な記憶だけを頼りに、かつての拷問者を追う男の姿を描いたサイコスリラーとなっている。
コンペティション部門のラインナップには、サンパウロを舞台に、はみ出し者の少年の日常を描くマルセロ・カエターノ監督『Baby』のほか、コンスタンス・ツァン監督『Blue Sun Palace』、レオナルド・ヴァン・ディジル監督『Julie Keeps Quiet』などが含まれている。
また、今年の批評家週間を締めくくるクロージング作品として、エマ・ベネスタン監督による“復讐ホラー”『Animal』が上映される。
フランス映画評論家連盟が運営する「批評家週間」は、新進監督の長編第1作または第2作に焦点を当てたイベント。ケン・ローチ(『ケス』)、ジュスティーヌ・トリエ(『落下の解剖学』)ら著名監督を発掘したことで知られている。
「第63回批評家週間」(La Semaine de la Critique)は、5月15~23日に開催。審査員長は、ロドリゴ・ソロゴイェン監督(『理想郷』)が務める。
カンヌ映画祭「批評家週間 2024」ラインナップ
コンペティション
『Baby』 マルセロ・カエターノ
『Blue Sun Palace』 コンスタンス・ツァン
『Julie Keeps Quiet』 レオナルド・ヴァン・ディジル
『Locust』 KEFF
『Block Pass』 アントワーヌ・シュヴロリエ
『The Brink of Dreams』 ナダ・リヤド&アイマン・エル・アミール
『Simon of the Mountain』 フェデリコ・ルイス
スペシャル・セッション
『Ghost Trail』 ジョナタン・ミレー(オープニング作品)
『Across the Sea』 サイード・ハミッチ・ベンラルビ
『Queens of Drama』 アレクシ・ラングロワ
『Animal』 エマ・ベネスタン(クロージング作品)
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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌