キーラ・ナイトレイら英国俳優がハラスメントへの取り締まりを要求 ― 25人が公開書簡に署名

イギリスのエンタメ業界におけるいじめや、セクハラへの取り締まりを要求する公開書簡に、キーラ・ナイトレイ、カーラ・デルヴィーニュら総勢25名の著名人が署名した。

書簡にはそのほか、キャリー・マリガン、レベッカ・ファーガソン、ナオミ・ハリス、エメラルド・フェネルが署名し、エンタメ業界内で申し立てられた苦情を調査する新たな監視機関「Ciisa」への資金援助を訴えた。

公開された書簡には、「この業界にいる私たちの多くは、アドバイスや調停を求めたりする場所を必要としています。セットや舞台裏で起こり得る不品行の責任を追及するためには、外部の客観的な機関が求められるでしょう。（Ciisaは）変化を推進する様々な介入の必要不可欠な一部になると信じています」と綴られた。

「Time’s Up U.K.」は2021年以来、独立した基準局の創設を求めてきた。これまでITV、BBCといった放送局が資金を提供しているが、全体的な援助の動きは進んでいない。「Ciisa」によると、目標とする年末の発足のためには、業界のトップ組織からの資金がさらに必要になるという。

英労働組合「Bectu」は先週、200人以上の業界関係者の92%が性別やジェンダーに基づくいじめやハラスメントを目撃・経験したことがあるという調査結果を公表した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳／和田 萌

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