ミア・ゴス、映画『X エックス』3部作で新境地 ―「キャリアが一変した」
タイ・ウェスト監督による、A24製作の新感覚スラッシャー映画3部作『X エックス』『Pearl パール』、そして7月5日全米公開の『MaXXXine / マキシーン(原題)』。3部作で主演を務めたミア・ゴスによると、この仕事は自身のキャリアを再形成したという。
「この作品は、これまでになかった全く新しいレベルの自信を与えてくれ、私を永久に変えました」とゴスは、先月24日のワールドプレミアの前、米『ハリウッド・リポーター』に明かした。
ゴスは、1作目『X』(2022)で、1979年にアダルト映画業界の仲間たちとテキサスの僻地の農場を訪れるポルノ女優マキシーンと、残忍な高齢夫婦の妻パールの二役を熱演。そして、製作総指揮も兼任した前日譚『Pearl』では、パールの出生の秘密が明らかになった。
「パールのような役柄を再び演じる機会はないかもしれません。多くの俳優はキャリアを通して、このような舞台を得ることがないので、本当に感謝しています。この作品は、自分の直感に耳を傾け、正しいと感じることに従えばいいのだと教えてくれました。適切な空間の中で安心することができれば、役者として開花できる環境を作り出せる可能性があります」
『X』の出来事から6年後を描く『MaXXXine』では、「テキサスのポルノ俳優虐殺事件」の唯一の生存者であるマキシーンが、80年代半ばのロサンゼルスに住み、成人映画からハリウッドのメインストリームへの転身を夢見ている。しかし、テキサスでの出来事と謎の連続殺人鬼が、マキシーンのスター街道を脅かすことになる。
『MaXXXine』の豪華キャストには、エリザベス・デビッキ、リリー・コリンズ、ホールジー、ミシェル・モナハン、ボビー・カナヴェイル、ジャンカルロ・エスポジート、ソフィー・サッチャー、モーゼス・サムニー、ケヴィン・ベーコンが名を連ねている。
「『MaXXXine』は他の作品とは、異なります」と語るウェスト監督は、ゴスについて「ミアは全く恐れ知らずの俳優です。『X』を作ったとき、彼女の中にそれを見出しました」と伝えた。
「『X』の後、続けざまに2作目、3作目を作ることになりましたが、ミアは最初からその準備ができていました。彼女は、このキャラクターを内側から外側まで知り尽くしています。だからこそ、人々がこれほど共感しているのです。彼女の演技には、偽りがありません」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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