ニコラス・ケイジ、自身の出演作の中で観るべき1本を告白 ―「何かを得られる作品」
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俳優のニコラス・ケイジが、自身の出演作の中で観るべき1本をチョイスした。
1983年の『ヴァレー・ガール』でブレイクして以来、約120本の映画に出演したケイジ。『リービング・ラスベガス』でオスカーを受賞し、『月の輝く夜に』(’87)、『バンパイア・キッス』(’88)、『フェイス/オフ』(’95)、『アダプテーション』(2002)などの作品の演技は、ファンから高い人気を集めた。
一方で、ケイジは米『ザ・ニューヨーカー』の質問に対し、マイケル・サルノスキ監督の2021年の映画『PIG/ピッグ』を選択。ケイジが愛豚を盗んだ泥棒を追う、孤独な元有名シェフを演じた『PIG/ピッグ』は、キャリアの中で最も高い評価を得た作品の1つで、米批評サイト・Rotten Tomatoesでは97%の高評価を獲得した。
「『PIG/ピッグ』は、人々が何かを得られる作品だと思います。なぜなら、悲劇は遅かれ早かれ私たち全員に訪れるものだからです。また、この映画はとても静穏で、私にとってフォークソングのようです。人々からは、過去に演じてきた派手なキャラクターのせいで『ケイジは狂っている』と思われているので、それとは正反対ですね」
また、最近の出演作をピックアップしたことについて、ケイジは「今の演技は、少なくとも私にとっては、より興味深く、よりパーソナルなものになっていると思います」と答えた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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