『草原の英雄 ジャロロフ ~東京への道~』11月公開 ― ウズベキスタンのためにボクシングに全てを賭けた青年の“感動の実話”
祖国・ウズベキスタンのためにボクシングに全てを賭けた青年の半生を描く日ウ合作映画『草原の英雄 ジャロロフ ~東京への道~』が、11月8日(金)より全国順次公開される。
2021年8月8日、両国国技館で行われた東京オリンピックボクシングスーパーヘビー級決勝戦で、リチャード・トーレス(アメリカ)を打ち破り、見事金メダルに輝いたウズベキスタンの国民的英雄、バホディル・ジャロロフ。本作は、貧しい農村で育ったジャロロフ選手の“感動の実話”をもとにしている。
ウズベキスタンの美しい農村出身の青年・ジャロロフは、その恵まれた体格を活かし、家族のためにボクシングのスーパーヘビー級の道でのし上がっていく。だが、活躍を期待されたリオデジャネイロオリンピックで惨敗し、代表の座から追放される。
やがて、父の教えを胸に再起を図るが、次第に周囲では嫉妬や陰謀が渦巻きだす。ついには、国家の希望を背負った東京オリンピックで、対戦国から妨害工作をされてしまう…。
ウズベキスタン制作作品として、史上初めて日本で劇場公開される本作。キャストには、主人公ジャロロフ役のウルグベク・カディロフをはじめ、ボイル・ホルミルザエフ、ジャボヒル・ゾキロフ、サイダ・ラメトワ、そして日本から山本修夢、加藤雅也が顔を揃えている。
また、日本公開決定に際し、主演のカディロフ、加藤雅也、駐日ウズベキスタン共和国特命全権大使のムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ氏の3人から、コメントが到着した。
主演ウルグベク・カディロフのコメント:
「実際のジャロロフ選手は、身長201センチ、リーチ206センチのサウスポー、草原の英雄と言われ、プロで対戦しても13戦無敗、アマチュアでも『YENGILMAS』(無敵)。そのジャロロフから直接指導を受け、身体づくりから、ボクシング技術を身につけるまで、役作りに2年以上かかりました。
映画では、試合シーンはもとより、主人公の優しい人間味も出しながら、撮影チーム全員で臨んだ作品です。日本撮影では多くの皆様にお世話になり、感謝いたします」
加藤雅也のコメント:
「サブタイトルにある『東京への道』という言葉の通り、ウズベキスタンの映画界と日本の映画界の架け橋となることを期待して参加させていただきました。今後は両国合作の作品や文化交流・人材交流を重ね、日本とウズベキスタンの間に文化の道が築かれることを願っています」
駐日ウズベキスタン共和国特命全権大使、ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ氏のコメント:
「ウズベキスタンを代表するアククロム・イサコフ監督による本作は、単にボクシング競技で勝利を得るというだけではなく、困難に立ち向かい、夢に向かってあきらめずに闘うジャロロフ選手の姿を通じてウズベキスタンの若者に希望とモチベーションを与えることを目指しております。
また、ウズベキスタンの美しく雄大な自然の描写、文化の豊かさ、家族愛や人々の心のつながりを、この作品を通じて日本のみなさまに感じて頂き、楽しんでいただけるものと期待をしております。ウズベキスタンと日本の文化交流に大きく貢献するこのプロジェクトの成功を心よりお祈り申し上げます」
映画『草原の英雄 ジャロロフ ~東京への道~』は、11月8日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。
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