佐藤健『四月になれば彼女は』初日に35歳の誓い「初めて本気出します」

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左より、山田智和、長澤まさみ、佐藤健、森七菜

45万部を超えるベストセラー小説を映画化した『四月になれば彼女は』が22日、全国254館で封切られた。

主演の佐藤健は、共演の長澤まさみ、森七菜、山田智和監督とともに東京・TOHOシネマズ日比谷で舞台挨拶。

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初日舞台挨拶に登壇した長澤まさみ

撮影から約2年がたっており「コロナ禍もあったので感慨深い。私たちにとって大切な作品がたくさんの人に届くとうれしい」と笑顔で話した。

精神科医・藤代役の佐藤が失踪した長澤演じる婚約者を捜しながら、学生時代の森との初恋にも向き合っていく10年にわたるラブストーリー。

佐藤は「『愛を終わらせない方法とは?』というセリフがありますが、藤代はどんなに格好悪くても諦めずあがくと思う。でも、それが正解ではなく誰にも分からないので、皆さんだけの答えを見つけてほしい」と満員の観客に呼びかけた。

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先日35歳の誕生日を迎えた佐藤健

今月21日に35歳の誕生日を迎えたばかりで、「スロットル全開、ウルトラパワーでいきます。35歳で初めて本気を出しますんで、自分でもどうなるか怖い」と宣言。

続けて「20代も当時なりに頑張ってやってきたけれど、30代に入ってからこの方向でというのが明確になったので、演じる努力をしていきたい」と自らに期待した。

長澤は佐藤、山田監督という同世代との仕事に「監督というと年上で経験値の高い人ばかりで遠い存在だったけれど、一緒に作っているなという感覚で、『こっちもやったるで!』という気持ちになった」と述懐。

最年少の森は、「年下として、いていいのかという気持ちにもなったけれど、皆さんが雰囲気を作ってくださって恐縮せずに馴染んでいけた」と感謝した。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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